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どちらかというと実力主義の世界で愛を叫ぶ話

みなさん、はじめまして。
まんじゅーシアンと申します。
こういうものは初めて書くので、いまいち伝わらなかったりするかもしれませんが、なにとぞよろしくお願いします。
今回のお話は
「どちらかと言うと実力主義の世界で愛を叫ぶ話」です。

まず、初めに「どちらかと言うと実力主義の世界」についてのお話です。


一言で言えば「音ゲー界隈」です。
SNSで作品名で検索すると上手い人たちのスコアが沢山でてきたりしますよね。
私もその界隈に属する人間なのですが、決してみんながみんな上手い、全員が上手くなるためにやっているとは限らないのです。


「難しそう」「初心者お断り」というイメージ

みなさんは、音ゲーと聞いて、何を思いますか?
音ゲーをやった事がない人は「難しそう」とか「初心者お断りのような雰囲気がある」と思う人もいるでしょう。
実際、私もそうでした。
でもそれは、ただのイメージ、色眼鏡に過ぎないのです。
確かに、人には得意苦手があります。
でも、やってみる前にそうやって思っていたら、出会えるものにも、出会えていないかもしれない。
印象を付けて遠ざかってしまう前に、まずはやって見ることもたまにはいいんじゃないかな、と私は思います。


「好きはものの上手なれ」と「好きの表現技法」

「好きはものの上手なれ」という言葉を知っていますか?

楽しんでやることによってうまくなるものであるということ、又は、あることに熟達するには、それを楽しめるようになることが肝要であるということ。

wikiディクショナリー日本語版

やはり、音ゲーをやる人たちの多くの人は、無意識的に「好きはものの上手なれ」という言葉のようになっているのではないか、と思います。
そもそも、好きでなければ本格的に始めよう、と思わないかと。
ですが、音ゲーを好きな人全員が高難易度で高スコアを叩き出せる実力、という訳ではありません。
中には、ファンアートを描いたり、好きなアーティストさんの曲を追いかけたり、曲やキャラクターについて考察をしたり。
様々な方法で「音ゲー」という世界を楽しんでいる人がいます。
その「好きという気持ちの表現の仕方」を私は「好きの表現技法」と呼んでいます。
音ゲーが好きで絵を描いている人達も、「好きはものの上手なれ」ということが言えるのではないでしょうか。
ただ、「好きという気持ちの表現の仕方」が「音ゲーの実力」では無いだけ。
でも、この世界の多くの人は「好きという気持ちの表現の仕方」が「音ゲーの実力」というのが事実です。
そりゃぁ当たり前だろって話ですよね。だって「音楽ゲーム」なんですから。「ゲーム」ですからね。
だから私は、この世界は「どちらかと言うと実力主義」なんだろうな、と思います。
「実力=愛」「実力がものをいう」
そう言う考えの人がどちらかと言うと多い世界なんです。


「≠」は「否定」ではない

この世界は「どちらかと言うと実力主義の世界」。
どうしても「愛=実力」というイメージを抱いてしまうのは仕方の無いことです。
ですが、「愛≠実力」という考えを持つ人もいます。
そして「≠」というのは「=の否定」という訳では決してありません。
ただ、「好きの表現技法」が「音ゲーの実力」では無いだけです。
かくして私も、その1人です。
絵を描いたり、動画を作ったり。
いちばん大切なのは、そんな色々な考え方、楽しみ方や「好きの表現技法」を否定しないということではないでしょうか。
「実力がないから愛がない」「絵がかけないから愛がない」という訳では無い。
色んな形で愛を表現する人がいる。
様々な「好きの表現技法」を持つ人がいるということを覚えていて欲しいのです。


愛を叫ぶのは悪いことじゃない

そうなんです。「どちらかと言うと実力主義の世界」では、少し気が重いかもしれませんが、「愛を叫ぶのは悪いことじゃない」んです。
むしろ、どんどんその気持ちを伝えて言って欲しいです。
私も、「この作品好き!おもしろい!」とツイッターで言い続けていたら、知らぬうちにフォロワーさんもその作品を触り始めていて。
「始めるきっかけはシアンさんだったんですよ〜」と言われていてびっくりしました。
 文字上だとしても、気持ちは伝わるものなのです。それは、負の気持ちだけではなく、前向きな気持ちもそれに同じです。
今まで私の好きな界隈には人がなかなか見つかりませんでした。でも、うるさいくらいの「好き」を叫び続けたおかげで、沢山の人にその作品を知ってもらい、そして同じ作品が好きという方と沢山出会えました。
ひとりよりも、みんなで。
そんなふうにたくさんの人と「好き」という気持ちを伝えられるのは、とても素敵で、かけがえのないものなのかもしれない、と私は思います。
そして、運営さんにもいつか「貴方の作品を好きな人が沢山いる」ということが届けばいいなと思っています。


 胸を張れる人はかっこいい

最後に、私が常に思っていることをもうひとつ。
どんな「好きの表現技法」を使っていたとしても、「好きなものは好き!」と胸を張れる人はとてもかっこいいのです。
たとえ周りの人と表現技法が違ったとしても、輝いて見えるのです。

「好きの表現技法」には、色んな形があり、
それは必ずとも「愛=実力」とは限らない。そんなことをちょっとでも、感じていただけたら嬉しいです。

今日も私は、どちらかと言うと実力主義の世界で愛を叫び続けます。


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