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ミッドナイトスワン 

昨日テレビのbs放送で、偶然やっていた映画、「ミッドナイトスワン」。観たかった映画でした。
最後まで、悲しくて、優しくて、なんだか目が離せない映画でした。

凪沙は、女性の心を多く持って生まれてきたのに身体が男性だった。
「どうしてなの?私ばかり。」
そう思って来た人生。

でも同じ孤独を抱える一果と、接するようになり、この苦しみから、この子を守りたいと思った。
これが凪沙の母性だったのかな?

この映画は、至る所に孤独があって、そこに共感し、引き寄せられた人たちの物語。

そして、バレエという芸術を通して、孤独を、希望や美しさ、人間の喜びに昇華させる。


トランスジェンダーの凪沙が、女として母になりたかった。
同じ孤独を持った少女、一果の母に。

この映画は、
「悲しかった、寂しかった、愛したかった。」
そんな言葉が浮かんで来ました。
それを全部受け止めて、
背負って、
バレエという芸術の世界に飛び込んだ一果に
私も「頑張って!!!」と思った。

一途な愛を受け止めるには、その人の度量が測られますね。
そして、子供の方が、その度量が大きいのかもしれない。
というか、大人も子供も関係なく、純度の高い人間性が、それを見極め、真っ直ぐ受け止めれるのかもしれない。

ある意味、私にとっては、芸術の居場所を感じた映画でした。
人生は、悲しい時も多い、でもとても美しいね。
そんなお話しです。

おすすめです!


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