井上さんマガジン6月/直感力。自分の中の自然と繋がろう!
こんにちは!
本格的な夏が札幌にも来ています。
皆様お元気ですか?
六月の東京での展覧会を終えて、井上さんはいつも通り
普段の生活でした。
井上さんの作品の作り方の説明をいつも聞いているのですが、何回も何回も聞いてしまいます。(笑)
その度、井上さんは説明してくれるのですが、「見ている。」という言葉を使う事があります。
作品を作る人だと、分かると思いますが、作品を作っていく段階で、自分の中で、沢山の選択があります。
見ているとは、作る過程でどっちにいこうか?どっちに進もうか?という時に、しばらく、その作品を「見ている」のだそうです。
敢えて、自分で作品をコントロールしない。
こういう作品にしたいから、こうする。という意図を持たない。
直感が降りてくるのを「待つ」のだそうです。
直感とは、自分の内側から出てくるもの。
それに相応しい事が降りてくるのを待つ。
もちろん、それは今まで培ってきた井上さんの技術の中からの相応しいものなのですが、どれを使うのか、それで次にどこに行くのかが決まります。
直感を研ぎ澄ますには、見逃さないように見ているということなのでしょう。
井上さんにとって直感とは、「自然」に近い感性だと思います。
私達人間を、生命と考えた時、地球の中の生き物の一部であり、
私達の命も地球の成り立ちの大きな循環の一部と考えた時、
私達も原子であり、宇宙的な存在になります。
私達人間も宇宙的な生き物と考える時、自分達の中に自然があると、感じることができるのではないでしょうか。
人間だけが持つ、社会的な生き物としか考えない時、社会の中の目先の利益を求め、私達は宇宙的な存在だということを無視してしまいます。
結果、地球をぶっ壊すやり方になってしまうのです。
いつもの井上さんのトーストランチを頂きながら、今月はそんなお話しでした。
こうやって色々な事が重なり交差して井上作品は出来上がっでいくのだなー、もし技術だけ真似してもそれは違うな、と思うのでした。
直感力を鍛える。
よく聞くのですが、なかなか難しい。
そんな時、自分の中の「自然」と繋がってみる。
それもいきなりは、なかなか難しい。(笑)
でも自分の中に自然があるって考えると、とても心強くなれます。
まずは、自分の中の自然を感じていくことから、ですね。