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井上さんマガジン9月号/振り返る宮下さんの思い出

9月ももうすぐ終わりですね。
あの暑さはなんだった???と忘れかけた時、私も夏バテが出てきました。侮れない、夏の疲れ。皆様もお気をつけください!


今回の作品画像は、2022年5月のゴールデンウイーク、
去年のギャラリー宮下での最後の井上さんの展覧会。

宮下さんが逝ってしまい、もう3年目になりました。
時が経つのは、早いものです。
井上さんも、「宮下さんの闘病時期がコロナじゃなかったら、もっと寂しい思いをしなかっただろうに。」とおっしゃってました。
あの時は、病院の面会も規制され、ほとんど一緒に居れなかった、人と人をコロナが遮断した時期でした。



「宮下さんに会いたいな。」
今でもそう思います。
きっと宮下さんを知っている人は、みんなそうだと思います。

温かい人でした。
そしていつも「良いもの」へ目利きが、先天的に特別鋭い方でした。

こんな言い方、変かもしれないけれど
宮下さんは人を絶対に見捨てない人でした。
そしていつもキチンと人を見ている人でした。
それは鋭くて、ある意味厳しかったかもしれないけど、
頑張っている人にはキチンとそれを認めてくれて、応援してくれる方でした。
それは有名も無名も関係ない。
宮下さん自身が自分の足で一歩ずつ築いたギャラリー宮下と同じように、それは自信と確信のあるように思えました。

多分、「良いもの」とは、ただ外見が良いだけではダメです。色々な事が噛み合って初めて良いものになるです。
それはまるで目に見える「物」から出てくる、目に見えない何か。。。
そして全てが噛み合った時それは、「本物」に変革するのでしょう。
宮下さんは「本物」を求めている方でした。

私達は目に見える「物」を作りながら、目に見えない「何か」を伝えています。直接「これ」という事を伝えている作品の場合もありますが、その場合でもそれ以外の事も伝わってきたりします。

「だから、全部解っちゃうんだよ。」
って、宮下さんが言っていた事を思い出しました。



最後のギャラリー宮下の展覧会から、また井上さんの作品は変化し続けています。
宮下さん、観たかったよね。

そして私の事も「見届けられなくて、ごめんね。」と最後に言ってくれてた、、、とまた思い出し。。。

「きっとどこかで見ていてくれるかもしれない。。。」
と、夏バテで身体と気力が落ち込みましたが、
宮下さんの優しさを思い出したのでした。
「本物」目指して頑張るぞ!

皆様頑張りましょうね👍👍👍
つづく


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