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井上さんマガジン6月号/朗報かも?!老いと精神

皆様お元気ですか?
6月ももう少しでおわり、何と!今年も半分終わりました。
早いですね。
皆様どうお過ごしだったでしょうか。
私個人では、「アトリエを借りる」という新しいこと始めました。
その事も別に書いていこうと思います。
それはさておき、、、。

今月も続々と新しいことを、進めていた井上さん。
先月も行っていた、土の使い方を新たに開発は、進行中です。



デッキで乾かし中
土の量が多いので乾くのに時間がかかっています。

その日の太陽、その日の気候で、乾き方、割れ方も変わって来ます。なのでその日にしか出来ない、ある種、一期一会です。昨日は札幌も天気が大変良く、これは2023年6月27日のお天気が入った作品になります。


お昼は蟹チャーハンを頂きました。レタス、シャキシャキで大変美味しかったです😊
お花は、井上さんの所の庭に咲いているそう。

お昼を頂きながら、会話の中で、年齢の話しに。井上さんが、マイナンバーを作るために、入った自動身分証写真機?で撮った写真が「ジジイすぎてびっくりした!」(会話を忠実に再現😆)そうで、、、
あれって私も犯罪者にしか撮れなかったのですが、、、、ははは。
あの悪意を持った写真機やめて欲しい🤣
私も、ほんとあっという間に歳をとっています。(実感)

井上さん 「だけど精神は、一生成長し続けるって信じているよ。」(認知症など病気にかからない限り)

右腕と左腕の太さが全然違うくらい、削りなど作品でも肉体を使う井上さん。確かに体力は無くなってきたけど、歳をとってきて、それを補う身体の使い方もできるようになったそうです。
 そして何より、直感力はますます冴えてきたそう。
「これをやってみよう」と思ってやった時、昔は、なかなか思い通りにならなかった事が、ピタッとハマるようになった。
それは、毎日の制作の積み重ねが、無意識の中に浸透していて、必要な時にふっと湧いて来るのだそうです。
そして10年前よりも今の方が、ご自分のやりたいことに近づけているそう。

フランスの作家、ボーヴォワールの作品『老い』の中で
ほとんどの職業が歳と共に、スキルが落ちていく中、芸術家は、歳をとれば取るほど成長していくことができる、数少ない職業でした。


このタイプの下地が↓色々なバリエーションに変化します↓



あれが下地とは驚きました!なるほど

そのことを井上さんに話すと、
「そーだよな、若い時に描く一本の線と、歳をとってからの一本の線は、全然違うよな」確かに。

どちらの線に価値がある?そう考えた時、ただの一本の線に、大きな価値が生まれる。その人が引いた一本の線。
一生続けた、追い求めた人生に
アートの価値が見える時でもある。

アンチエージングとか言われ続ける世の中で、見逃されてきた、歳を重ねる事のすごい事、再確認したのでした。
そして、ついつい言ってしまいがちな
「歳だから無理」。50歳を過ぎて自分に当てはまるこの言葉、、、
歳に甘えてはいけない、まだまだ成長できるぞ!って
なんだか、背中を押された気分でした。

造形の世界は奥深いから一生追い付けられる。一生かかっても届かないかもしれない。

「精神は、一生成長できる。」

そうは思っていたはずなのに、どこかで忘れさられたこの言葉。

職業に関わず、アートに関わる、クリエイティブに関わる多くの人達に再確認の「エールの日」だったなーと思った6月号でした。
皆さん、楽しんで頑張りましょう!!!
                            つづく




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