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工作×手芸 糸巻きメモスタンド

2024年10月製作。


いつから持ってたのか思い出せないDual Dutyの手縫い糸
今年の夏頃使い切った

糸を使い切ったあと、何故か捨てがたくしばらく取っておいた糸巻き。
メモクリップの金具を立てれば、メモスタンドが作れるのでは。
糸巻きの形を活かしたメモスタンド。安定感ありそう。



ラベルは古くなって剥がれかけていたので、簡単に剥がせた。
糸巻きの内部は空洞になっている。が、壁があるのでクリップの芯を固定するのにちょうどいい。
紙のラベルのかわりに何か蓋になるものを探そう。


手順を考える。上下の蓋はどちらを先に貼る?
多分どちらからでもできなくはないけれど、この順番でやってみる。

1、糸を巻く
2、蓋を用意する
3、底の蓋を貼る
4、クリップパーツを固定する・上の蓋を貼る
5、塗装する



1。糸巻きなので、糸を巻きたい。
何かのキットに入っていたと思しき糸を発掘した。手縫い糸よりも太く、つややかな質感。毛羽立ちが少なくて扱いやすそう。あとで絵の具を塗るから色は関係ない。
両面テープを貼って、隙間なく巻いていく。糸の端は少量の接着剤を付けて固めた。



2。蓋は100均のプラ板にした。サークルカッターで2枚、まるく切る(上)。何度もくるくる回して面倒だけど、ハサミで切るよりきれいな円ができた。ふちはやすりで整えた。

上の蓋には、中心にクリップの芯を通すために直径2mmの穴を開けた(左下)。穴の周囲が少しへこんだが許容範囲。
サークルカッターを使うと中心に小さな穴があく。底の蓋にあいた穴は、小さく切ったプラ板を貼ってふさいだ(右下)。



塗料の食いつきを良くするために蓋の表面をやすりで荒らした(左)。

3。底蓋を糸巻きに接着した(右)。小さいプラ板を貼った面を内側に。
透明だから接着剤の広がり具合が見える。足りないところには内側から接着剤を追加した。



クリップパーツの高さを調節したい。
糸巻きの中に接着剤を垂らしてそのまま硬化、1cmほど底上げをした。

4。上蓋の穴にクリップの芯を通しておく。上げ底の上に接着剤を流し込み、芯を植える。
接着剤をさらに流し込んで金具を固定できたら、上蓋も接着。



5。アクリル絵の具を塗る。最初に黒(左)。糸の赤紫色が結構透ける。何度か重ね塗りして真っ黒にした。

クリップの芯にマスキングをする必要はなかった。プライマーを塗っていないから、金属部分に付いた絵の具は簡単に落とせる。

黒の上からざっくりゴールド系を塗った(右)。
黒の気配を残したいので厚塗りにならないように。

最後につや消しニス。

ニスが乾いたら一応完成。
想定通りにできたが、少々もの足りない。何か一捻りほしい。
ボタンの飾りを付けた。




メモ用紙を装着してみた。
持ち上げようとするたび、中が空洞で軽いと知っていてもなお外見の金属感に一瞬騙される。実際は土台よりクリップ金具のほうが重い。けれど安定感は問題なし。

ボタンはクリップ裏側に開いていた穴を利用してぶら下げた。小さなメタルボタンとグレーの貝ボタンをつないだ。
貝ボタンが淡い光をたたえてゆらゆら揺れる。あえてゆがんだ形のを選んだ。



持っている糸巻きを並べてみた。手縫い用、ビーズ用、刺繍用。かたちや大きさがひとつひとつ違う。今まで気にした事もなかった。
意外にも、ふちに細かいぎざぎざ模様があるのは今回使った糸巻きだけだった。
新しく買ったDual Dutyも、ぎざぎざがなくなっていた。



糸に絵の具を塗ったのは初めて。糸の撚りの模様がこんなにくっきり出るとは思わなかった。

いろんなメーカーの糸巻きで作って並べても面白いかもしれない。
糸ってなかなか使い終わらないけど(裁縫をやる頻度があまり高くないので…)。

作業机の上で製作メモを立てておくのに使おうかな。


※同じクリップ金具を使ったメモスタンドの話はこちら。
ポリレジンに穴を掘るのが大変だった。


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