複葉機模型1/144 SE5a 組立
2024年10月制作開始。
2019年に着手した空戦セット4機のうちの最後のひとつを作る。
今回やりたい改造は2つ。
・スタンドに乗せて飾れるように、胴体にスタンド用の穴を開けたい
・プロペラを回せるようにしたい(アルバトロスのときに思いついたが実現しなかった。機首の構造を考えると、SEのほうがやりやすそう)
これは汚れているので捨てようとしていたビーズ用トレー。ビーズが転がりにくいベルベット調の素材。模型用に転用してみたら、削る作業にちょうど良かった。
縁に手首を載せるとヤスリ作業が楽。
毛足のおかげでパーツが少し浮き、ピンセットで拾いやすい。
作業を中断して机の上を空けたいときは、トレーごと移動させられる。
毛足が削り屑を吸着するので、動かしても粉塵が舞わない(重要)。
掃除はマステでペタペタするだけ。
スタンドの穴の位置を決めるためにパーツを並べた(左)。着陸装置の後ろ、操縦席の真下を掘りたい。
穴を開けた(中)。四角の穴は下翼を取り付ける穴。下の細長い穴がスタンド用。
胴体にコクピットを接着した(右)。スタンドを装着できるか再確認。よさそう。
プロペラを回すための細工。
プロペラとラジエーター(食パンみたいな部品)に0.5mmのTピンを通すための穴を開けた(左)。ピンの先に付けるストッパーはランナーの切れ端で作った。スパンコールは、ストッパーとピンを接着するときにラジエーターの裏側にくっついてしまわないように、挟んでおこうかと。
接着前にシミュレーションする(中)。ピンが長すぎ。
プロペラを塗装し、ピンと接着。ニスも塗っておく。ラジエーターも塗装し、ピンに通す。スパンコールを挟んで最後にストッパーを接着。
これで、ラジエーターだけ回る状態(右)。
のちほど胴体に装着したら、ラジエーターが固定され、プロペラが回せるようになる、はず。
組立後に塗りづらくなる部分を先に塗る。
垂直尾翼のストライプを描いた(左)。青と赤を先に描き、間に白を塗る。
ラウンデルもついでに作っておく。描く前に紙を水で濡らしてプレスした。絵の具を乗せたときに紙が波打つのを防ぐ対策。かなりマシになった。
いつもタミヤカラーの黒で下塗りするところを、黒絵の具を使ったらどうかと試した(右)。
……失敗だった。アクリル絵の具は乾くとツヤがなくなる。つまり光を反射しない。しかも真っ黒。影も見えない。細かい凹凸が全く見分けられなくなってしまい、色の塗り分けに難儀した。
毎度おなじみ、二階建て工事の時間。
支柱の最初の1本が完全に勘頼り。何度か接着しては外して、角度が気に入ったらもう1本を左右対称になるように立てる(左)。もっと効率のいい方法はないものか……。
上翼を乗せて、後ろの柱も立てる(中)。
上翼が前方に出るのは仕様。翼間の柱4本は斜めに立てる(右)。微妙に平行にならなかったが今回はこれで良しとした。完成させる事が優先……。
柱をうまく立てられない原因のひとつは、ピンセットだ(左)。
先端の幅が細すぎると、挟んだ部分を軸にしてパーツが回る。垂直に掴んでいても接着箇所に軽く当てただけで斜めに動いてしまう。
挟む部分が広いピンセットなら、先端ではなく広い部分で挟むとパーツが回りにくい。しかし先端が邪魔。先に接着した別のパーツを突いてしまった。
なんとか柱を立て終わった後も、パーツをしっかり掴む方法を色々考え試した。できれば道具を買い足さずに解決したい。
最も安定して挟めたのは平ヤットコ(右)。先端まで力が伝わるので、細い部分で挟んでもピンセットよりもしっかり掴める。次回はこれを使いたい。
着陸装置。
何気なく接着して、ん?SEの足ってこんな短い?と確認したら間違っていた(左)。説明書にも正しく書いてあるのになぜ間違えた……いやそんなことより、トレーのふちにちょこんと前足をかけて乗り出している飛行機(右)、かわいいな………?(前足??)
ラジエーターを接着して、組み立て完了!
プロペラが無事に回って一安心。
そして色を塗る。
下面を塗り、ラウンデルを貼ったところ(左)。今回は紙のうねりが少なく、貼りやすかった。
実はパレットを持っていない。
透明のプラ製パッケージをとっておいて、使い捨てパレットとして使っている。ブリスターパックというらしい。画像は歯ブラシのパッケージ(右)。
そのまま捨てられるので、洗う手間がいらない。
このあとニスで仕上げる。
全体にツヤ消しを塗り、部分的にツヤ出しを重ねたい。
完成写真は後日。
※無事に完成した姿はこちら。