ブリガンダイン ルーナジア戦記プレイ日記0

ブリガンダインGEとの出会い

雑誌だっただろうか記憶は定かではないが、何故かそれを知っていて、意気揚々と町のおもちゃ屋に予約の電話を入れたのを覚えている。

今のように大手チェーンの店がどこにでもあった時代ではなかったので、私の町の子供達はその町のおもちゃ屋でゲームを手に入れるのが普通だったのだ。

ショッピングセンターの中の一角にあったそのおもちゃ屋は、とてもいい加減な事でも有名だった。代金を払えば想定外のお釣りが返ってくるし、商品とラベルが合っていない事もザラ。店は開いているのに延々と店内に店員がいない事も多かった。

そんな店だから予約の電話をした時も名前すら聞かれず、大層気を揉んだものだが、発売日に無事に受け取る事が出来た。名前も聞かず、よく分かったなと当時は不思議に思ったが、20年後謎が解ける事になる。

2020年に入り、新作となるルーナジア戦記発売の報を、小躍りしながら見ていると、記事の下に短い動画が上がっていた。例の鰤と鯛の奇妙なCMだ。見た目の奇妙さもさることながら、ガンはどこへいったのだ、ガンの立場はどうなるというのだ、という気持ちになる、アレである。
見たことが無い方は探してみて欲しい。何とも言えない気持ちに包まれるだろう。当時私はこのCMを知らなかったのだが、今になりこのCMを見て、合点がいった。メジャータイトルであれば露知らず、あのCMでは新規客を取り込むのは難しい。

売れなかったのである、悲しい程に。

あの町で、あのおもちゃ屋で、予約したのは間違いなく、私一人だけだったのだ。いくら牧歌的なあの店でも、これでは間違える筈がない。

ブリガンダインとは

とは言え、幸運にも不幸な出会いをせずに、プレイできたGEはとても楽しかった。国盗りシムと言われる通り、信長の野望とスパロボを足したようなゲーム性は、両作好きの私に非常にマッチした。内政がオミットされているのも、戦闘に時間を割くこのシリーズでは、とても良いバランス取りとなっているのではないかと思う。

戦略・戦術・編成、全てが冗長過ぎず、かといって簡素過ぎず。モンスターや騎士が進化するのも、オールドゲーマーにとっては、いつまでも変わらぬロマンなのである。皆さんも好きでしょう、進化とドリル。

カーレオンに始まり、全ての国でクリアした後も、度々プレイしたくなるGEは間違いなく名作だと思う。もし未プレイで本シリーズに興味がある方は、今でもプレイ実況動画が複数上がっているみたいなので、そちらを見て欲しい。百聞は一見にしかず。別に配信者の回し者ではないが、少しでもプレイヤーが増えると私も嬉しいのだ。誰も読まないであろうnoteを始めたのもそれが理由である。

新作ルーナジア戦記

発売日前に体験版プレイの感想を書こうと思ったが、noteの使い方に四苦八苦し、そうこうしているうちに発売日を迎えてしまった。体験版のレビューはざっと検索しても、プロの媒体の記事が多数ヒットするので、そちらの方が詳しく、読みやすいだろう。

既に新作は入手済み。次回より本題のルーナジア戦記のプレイ日記へ。最初はミレルバで始める予定だ。

年齢を重ね、環境が変わるにつれ、ゲームを待ち遠しく思う事が本当に減った。ゲームを発売日に購入するなんて、いつ以来だろう。

思い出した。ガンパレードオーケストラ白の章以来である。

…期待しよう。

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