【note創作大賞2024 応募作品】「ずっと君の隣で…」第11話 選ぶ選択
文化祭が終わり二ヶ月が過ぎた。美雨は、いつものように自分の部屋の目覚まし時計を止めベッドから起き上がり一階の大広間に向かう。大広間では、すでに浅倉が朝食の準備をしていた。
「浅倉、おはようございます」
「おはようございます、お嬢様」
いつものように、テーブルに座り、「いただきます」と言い、朝食を食べる美雨。
「お嬢様、そういえば、今朝、ポストの中にこれが...」
朝食を食べていると浅倉が、そう言い一枚の封筒を美雨に渡した。美雨は、すぐさま封筒を開けて中身を見ると表情が固