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赤い靴下を履くということ
今日はなんだか朝から赤い靴下を履きたい気分だった。ぼくが履かせて頂いている赤い靴下はユニクロ、略さずに言うと、UNIQUE CLOTHING WAREHOUSEさんの靴下だ。驚くべきことに、UNIQUE CLOTHING WAREHOUSEさんの靴下は3足セットで1,000円という破格の安さであった。しかもクオリティも、High quality であるので重宝しているが、赤い靴下はたまにしか履いていない。なぜなら赤い靴下には特別なオーラが感じられるからだ。赤い靴下、直訳すると RED SOX であるが、ここでは直訳する必要は全くない。
赤い靴下はぼくに勇気を与えるかもしれない。電車の中で超どタイプの女性が赤い靴下を履いていれば、赤い靴下という共通点を持って、話しかけてみることができるかもしれない。「ぼくたち、赤い糸ではなくて、赤い靴下で結ばれていたのかもしれませんね」なんてロマンチックにアタックする勇気も出るかもしれない。
赤い靴下はぼくに心の余裕を与えるかもしれない。コンビニでアメリカンドッグを買ってケチャップを付けて食べていると、ケチャップが白いシャツに付く。いつもなら、うわぁ、やっちまった!と言って慌てふためき、ケチャップを一生恨むかもしれないが、ぼくは赤い靴下を履いているので、「なーんだ、ケチャップも今日のぼくの一部になりたかったんだね、赤い靴下と同系色で更にお洒落が増したよ」なんてケチャップに真摯な対応ができるかもしれない。
赤い靴下は無限の可能性を秘めている。中学生の時に「無限の可能性」と書き初めで書いた気がする。ここではそんなことどうでもいい。赤い靴下こそが素晴らしいのだから。赤い靴下を履いていなければ出会えなかった人もいたかもしれないし、ぼくが赤い靴下を履いていたことで救われた人もいたかもしれない。ぼくの赤い靴下をみて、銀行強盗を企んでいた人たちに心の変化をもたらし、逆に、赤い羽募金に協力しようと改心したかもしれない。赤い靴下はぼくだけでなく、この世界全体に大きな利益を生み出すかもしれないのだ。赤い靴下を履くということはそういうことだ。