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学ぶ速度を上げ、自ら変わる

後輩に「どうやってそんなに早く学ぶのか、そのモチベはなんなのか」を聞かれたので書いてみる。

勉強が嫌いなのではなく「試される」ことが嫌い

まず前提から。幼い頃から勉強が好きではなかった。学校の勉強は中学までは何もせず点数がよく勉強の習慣がないせいで高専からは酷かった。一方で「新しいことを知る」ことは大好きだった。

何かを覚えて強いて試され測られることは嫌いな一方で、新しいことを知り見える世界が広がることは好きである。

社会人になってからの学びはどちらかと言うと後者に近く、結果的に「測られる」ような気になるだけである。多くの場合は結果それ自体よりも、視点の拡張によって行動の量と質が上がることが重要だったりする。

あと知らないものを知って見えるものが増えるのはシンプルに楽しいことだ。

そう思うと社会人における勉強はずいぶん向いていることに気づいた。

楽しく学ぶなら「興味があるところ」から

色んな役割を担うようになると知らない領域がどんどん増えていく。無知それ自体は仕方がないから許すとして「知らないまま」では済まされなくなっていく。

そんなプレッシャー下、楽しみを見いだしながら学ぶ速度を上げたい。 私が見いだしたのは「興味があるところをひたすら掘って、その後に横へ広げる」である。

理由としては面白そうなものを先に知ると周辺領域も前より面白そうに見えるからだ。

まずは必要そうな領域の入門書から始めて3-5冊ほど一気に適当に読んでいく。これをやるとおよそ対象領域の大枠をキャッチできる。

内容は精読せずザーッと全体を舐めていく。

  • まずは名著の入門書やエッセンシャル版を読む

  • 登場した書籍のうち引用されているもの、売れてるものをピックアップして読む

  • 今の自分に読めない・眠いならスキップ

  • 既読冊数が増えてきたら読めなかった本にリトライ

メディアは別に本でなく動画でもなんでも良い。私は本が一番得意で早くキャッチアップできるので本を読むことが多い。

いきなり本を読むのがしんどい時はYoutubeの要約チャンネルを何本か見てわかった気になっておく。

複数の本に書かれている共通した内容やエッセンスがいわゆる「その領域の肝心なところ」だからそれを見つけていく。

読めなくても「今の自分には無理」なだけだから自分を責めなくて良い。また戻ってきた時に読めるようになってることもあるあるだから焦らないことが大切。

色々試したけど、学ぶにはこれが一番早かった。

学びから自分との違いを知り、試す

実は知識を知っただけでは考え方も実際の振る舞いも前進しない。そこで次のフェーズを見つけるために考えたり実際の行動に移していく。

大事な考え方は以下2つ。

  • 得た知識と自分との違いを見つける

  • 差分を埋めるために行動する

具体的には

  • まずは得た知識を再度見る

  • 自分の考え方や価値観との違いを見る

  • 違いの理由を考える

  • 違いを埋める方法を考える

  • 実際にちょっとだけ試してみる

  • 良さそうであればそれを継続する

と段階的に行動に移していく。

その時に「自分にはどうせ無理」と自分を無碍にしたり、「やってうまくいかなかったから駄目だった」と失敗を責める必要はない。

いっぱい試して上手くいくものを残す

いっぱい試して上手くいく物を残していく

自然界が生み出した進化のプロセス(進化論)もそれだから「失敗して当然」なのだ。逆に「考えるだけで何も試さないこと」が最も時間を食う失敗である。

いっぱい試していけば見えるものが増える。結果的にちょっとずつ変化して、時間が経てば大きく変化している。

そのためには自分の失敗を許すこと、とにかく最初は調べることが大切だと思う。

まとめ

早く学び、自分を変えるプロセスを書いた。

知らないものを知って見えるものが増え、自分が変わっていく様を見ることはシンプルに楽しいことだ。

それが私にとって学び試す一番大きなモチベーションだと思う。

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