builderscon 2024に行ってきました
buildersconに行ってきました。
会場が浦和と家から遠く、なかなかの遅刻を噛まして1つ目のセッション途中から参戦。広報専任なので、あまり技術的な部分については触れず流れだけまとめます。
全体的な所感
こじんまりとした会場でスポンサーブースもなく、1セッションをみんなできく。その体験が個人的には大学の学会発表や小規模な勉強会のような雰囲気でとても好きでした。社内エンジニアも10人弱と多く参加しており、それだけでなく知り合いが多く楽しみながら参加していました🙋♂️
ここからはメモをベースに執筆。
誰が作成しても1つの構造になるモデリング作成技術、Theory of Models に夢を見る
遅刻のためかなり後半から聞き始めていた。詳細はあまりわからず…
誰がやっても同じモデル構造になるように規則に従ってモデリングするという話。
事実を正確に写像したものがモデル。わかる。
一方で、事実に対する解釈の余地は個々人によってゆらぎがあるので規則が同じだとしても様々な解釈やゆらぎによってモデル定義の細部は揺らいじゃうようなぁ…と思って聞いていた。概ねの方向性があっていれば一旦よい、という感じなんだろうか…。
ちょうど、今井むつみ著『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』を読みながら来た。その一節を引く。
要約するとファクトがあったとしても解釈は個々人に酔って揺らぐ。それを思想だけで論理的実装レイヤまで絞り込んで揃えることができるのだろうか?
これを読んでいたためかそこが気になった。私のDDD周りの知識量は断然低いのでシンプルにそれが理解度の低さにつながっていそう…。
紹介されている冊数・情報が非常に豊富で、途中から来た自分でさえシュッと意味が取れる素敵な登壇資料でした🙏ありがとうございます!
法律に準拠した本人確認システムを0から作った話 〜家計簿プリカB/43でのeKYC開発事例
B/43の本人確認周りのサブシステムを完全内製で作った話。めっちゃドメインコア / 差別化要因なはずなのだけど、かなり詳細まで踏み込んで話していた。
お金を扱う事業体は法律的な束縛が強く、B/43の場合は犯罪収益移転防止法、つまりマネーロンダリングに触れないような整備が必要という要件だったそう。
資金移動業者に求められる制約としては以下だそう。
本人確認の必須
反社チェック・対策
流石に第三者機関による審査は存在するらしいが、UX的に一貫性をもたせられないため自前実装に倒したそう。
アーキテクチャ的にはこんな感じで
送られてきた本人確認書類と撮影した写真の突合
反社DBとの突合
という感じの大枠2つのマイクロサービスで動いているそうだ。
画像と都合は Amazon Rekognitionを利用。
反社DBは内製で持っており、財務省など国家が管理しているものからスクレイピングでデータを取得しているそう。
審査自体は内製審査チームがあり、マニュアルをチューンして組織化しているそう。さすがや...これが強い差別化要因なのかもな、と思った。
とはいえ
と思いQAで質問してみたが
とのことでシンプルに強い組織で「すごい!」と思った。あとは法制約の多い決済周りのドメインを理解したうえで現実課題を解けるMItaniさんのスペシャリティがすごいなーと感じた。面白かったです。
React Server Components の疑問を解き明かす
RSCの解説。SPAとSSRの美味しいとこ取りをしようとしてるっぽい。
詳細は資料にあるので所感だけまとめる。
サーバサイドロジック・レンダリング周りのコンポーネントが混在する & それらはディレクティブで書き換えるだけなため裏側の設計をちゃんとしないとカオスを生みそうだな、と感じた。
一方で、設計さえ間違えなければViewコンポーネントとスクリプトを同じ書き味で書けるのだろうし、小さいサイズのプロダクトとかだとシュッと書けて便利とかなのかなーと思った。サイズが大きくなると大変そう…? (触ったことがないのでわからない
RSCについて何も知らない状態からここまで考えられるようになったので大変ありがたい登壇だった。
すこやかなサービス運営のためのPWG
資料が見当たらないので詳細はスキップ。SREに関する定例MTGを作り、メトリックの確認・振り返りと勘所をシェアするという試み。
というキーフレーズが非常に響いた。実はこれくらいの抽象度で考えると職種に関係なく、ナレッジシェアと自分ごと化していく体制設計を作っていけるのだろうなーと思って聞いていた。さすがのonkさんでリザーブ枠だと思えない円滑な話しぶりでした。
ホー◯ページビルダー 2024
henry @songmu
songmuさんもリザーブ枠で前日に急遽登壇決定し、京都から駆けつけたそう。自己発信のためのコツや勘所を紹介していた。特に私に刺さったのは
という言葉が残った。まさに何かを発して届けることには恐怖が伴うから、その恐怖自体を受け止めながら出していくの大事よなーと思った。これはそれを支える側の視点としても興味深かった。
CLIジェネレータ「cyamli」によるコンソールアプリのスキーマ駆動開発
集中力がEndしてしまったので離席
1000 行で実現する Linux on Browser
CPUの前提分からなすぎてなんもわからんかった…
ということで懇親会を楽しみます!では!
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