上総下総 フセギの風景
袖ヶ浦市阿部のカシマ人形
等身大サイズのものは東北のもの以外見たことがなかったな。といっても、近くには鹿島神宮もあるし、こちらの方が発祥の地なのかも知れない。
鴨川市打墨の「綱つり」
村の境界につけられる、厄除けのしるし。
昔、伝染病が流行ったときに、旅の僧侶が教えたのが始まりだという。
市川市城之内の「辻切り」
村境のビワの木にくくりつけられる藁の蛇。
成田市印旛周辺の「人形おくり」
悪霊退散や五穀豊穣のために、子どもたちが鹿島・香取大明神の陣羽織をまとった人形をつくり「鹿島香取ミーサイナ、戦に勝手ミーサイナ」と歌いながら村はずれまで移動し、そこでお互いの人形をぶつけ合わせて、最後まで残った人形を境にたてた。
安房郡鋸南町吉浜の「蟹殻がけ」
家の前に飾ると災厄よけになると、漁師の家によくみられた。
以前に清瀬や所沢、秩父、秋田や福島でもみた、フセギの風景がここにもある。