会食恐怖
毎週20:00〜EテレにてハートネットTVフクチッチを見るのが最近の週間です。
その週間がついたのは手話が取り上げられたことがきっかけですがその話はまた今度にして今回は8月1日の放送について書きたいと思います。
その日のテーマは社会不安症。
一度は聞いた事ある人がいるかもしれないし、初めて聞く人がいるかもしれないので簡単に説明します。
社会不安症とは人前で話をしたり、食事をしたりすると、極度に緊張するため、そのような状況を回避するようになる病気です。日本では対人恐怖症、赤面恐怖症とも呼ばれるそうです。
何故、私が今回社会不安症の中で会食恐怖を取り上げたかと言うと実際に会食恐怖の症状が今現在あるからです。
症状は人それぞれかと思いますが私の場合は
・大勢の人の前で自分の量が決まった食事が苦手
・作ってくれた人、食物に関わる人への申し訳なさから食事を残したくない罪悪感から胃に入らない
・私があまり食べれないことを心配してくれてどうしたの?もう要らないの?と声掛けをしてくれることへの申し訳なさ
などが主にあります。
元々、よく食べる方で好き嫌いがなく、なんでも食べる人間でした(笑)
むしろ食べ残しが嫌いなので米一粒残さずペロリと平らげるそんな人です。
ですが、ストレスがきっかけとなり一時期全くご飯が食べられなくなり、胃が小さくなりました。
今も油っこい物が食べられず、胃もたれがしやすい状況です。
上記の理由が重なり、会食恐怖という症状が出るようになりました。
最近ではやっと家族やあまり食べられないことを知っている人とは外食出来るようになりましたが、なかなか症状は改善されません。
家族や友達はそれを理解してくれているので食べれるだけで大丈夫だよと声を掛けてくれ、その一言でかなり救われます。
ですが食べられないことへの罪悪感が払拭されるわけではありません。
そこで見たのがフクチッチ。
私と同じような症状に苦しんでいる人を見て、ひとりじゃないと思えました。
そしてこのような心的問題をテレビで取り上げて頂けることにより、少しずつ社会不安症への理解が広がっていくといいなと思います。
決して食べたくないのではなく
どうしても食べられない
そういう悩みを持つ人がいるということを知ってもらえるだけでも私たちは生きやすくなるのではないでしょうか。
心の病は見えません。
かと言って簡単に言えるものでもないのが悩みです。
ですが、少しでも分かって頂けたらというのが私の願いです。
障がいがある人もない人も皆が等しく生活しやすい世界を目指しています。誰一人取り残さない世の中を。