VAN WEEZER聴きました?

2021年5/7にWEEZERの15作目のALとなる”VAN WEEZER”がリリースされました!

コロナの影響でリリースが遅れた本作。
僕個人としても、先行シングルが発表された段階でかなりワクワクしていました!
個人的には、直近2年間のWEEZERのなかで一番大好きな作品です!

今回は軽いディスクレビュー的な感想をまとめていきます。

・WEEZERの最近の流れ

やはり近年のWEEZERを語る上で外せないのは、2019年にリリースされたカバーALのWeezer (The Teal Album)の存在だと思います。

TOTOの"Africa"のカバーが大いにヒットしたことから味を占めたのか(?)
80’Sのナンバーを中心にカバーした今作はWEEZERならではのいい意味で力の抜けた作品となり、来日公演でも"take on me"や"paranoid"などを披露し、盛り上がっていました。

また、来日公演のセットリストもブルー、ピンカートン、グリーンからの楽曲を中心にオールタイムベスト+カバーといった構成でした。

リバースも近年のライブでは盛り上がることを意識し、Buddy Hollyを1っ曲目に持っていくなどのユニークな試みなどをしており、ベテランがライブバンドとして再びシーンに返り咲こうという心意気を感じてます。勝手に。

・OK Humanについて

VAN WEEZERリリース前に急遽リリースされたOK HumanはVAN WEEZERとは対照的な作品となっている。
全編ピアノを中心に作曲されていて、ストリングスなども多用している。
個人的には、Black ALに収録されている"High As a Kite"のようなサウンドで全編がまとまっている感じがした。

ストリングスやピアノなどの温かみがあるサウンドが中心なので、ステイホームにピッタリかなーと思います。

・VAN WEEZERはどうなのか?

では、VAN WEEZERはどうなのかと言うと、Teal ALの流れを確実に踏んだ、2019年以降のWEEZERが色濃く現れたALになっていると思います!

(フライングVにNIRVANAのタンクトップが笑える)

カバーALでバンドのルーツに改めて立ち返り、メタル・ハードロックの二つのルーツを今のWEEZERで惜しみなく表現している痛快な作品です!

タイトルのVAN WEEZERもVAN HALENからの引用なのは間違いないでしょうしね。

これは多分の話なんですけど、カバーAL出してなかったらリスナーもナニコレ状態になってたと思うんですよね。パロディなのか真面目なのか分からないみたいな。
でも、カバーALでルーツを提示したからこそ、しっかりとルーツに立ち返った上で、パロディも散りばめた笑えるけどめちゃくちゃかっこいい作品として、大歓迎で迎えられたと個人的には思います。

・個人的なお気に入りナンバー紹介

T2 All The Good Ones

(鋲ジャンもチョビ髭もロン毛も似合わな過ぎて最高なリバース)
今作の中でも、やっぱWEEZER最高!ってなる曲!説明不要。←今作はもう全部聴いた方が早いけど。

T.6のBLUE DREAMは必聴です!今作の爆笑ポイント!

T7 1 More Hit
ドゥームメタル→パワーポップ→スラッシュメタルみたいな転調がナイスです。あと、リバースが50歳を迎えても尚、1More Hit!と叫ぶ姿勢がたまりましぇん。

T10 Precious Metal Girl
今作のラストトラックであり、唯一のアコースティックナンバー。
これが普通に名曲。今までのカラーALに収録されてても全然違和感がない感じ。全体的に音圧の高い本作のムードを程よく溶かしている一曲だと思います。
ルーツ回帰一辺倒ではなく、こういうアコースティックナンバーを入れることでスッと胸に落としてくれる感覚はベテランの妙技って感じですね。

・最後に

多分、皆さんWEEZERが洋楽のルーツだったり青春の一部になってて、通過して離れてしまってる人も多いと思います。

個人的には、WEEZERから離れちゃった人に是非聴いて欲しい1枚だなと思ってます。

笑っちゃうくらい変わらずにパワーポップしてますよ!
みんな好きなWEEZERが変わらず元気でやってますよ!

そんなメッセージをライブやフェスなどで直接届けられない今だからこそ、音源で受け取れたら幸せですよね。

最後までご覧いただきありがとうございました!!


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