勝浦の旅
勝浦へ旅をした。祖父母が九十九里に住んでいたので子供のころから房総にはよくいっていた。けれど、身近だったせいなのか南房総にはほとんどいったことがなかった。
普通列車で「千葉」から「上総一ノ宮」、「勝浦」「上総興津」へ。稲刈りも近そうな田んぼや畑の風景をみながら、ちょっとうとうとしながら。
昼には「上総興津」の駅についた。海が近い感じのする小さな町並。普通列車でゆっくりきてもお昼には着いてしまった。遠いところではないけれど、住んでいるところとこんなに雰囲気の違うところにくるのは楽しい気持ちになる。まずは腹ごしらえ。
「松葉屋飯店」さんへ。昔ながらの中華屋さんの風情。やっぱり「勝浦タンタン麺」は食べとかないといけないかと、タンタン麺と餃子。タンタン麺もおいしかったけれど、餃子がもちもちした皮でなんともすばらしくおいしかった。
宿へいく前に「イワセたい焼き店」さんへ寄る。注文うけてから焼いてくれるお店なので焼いてもらいながら、興津の話しをいろいろ聞かせてもらったりした。
宿は守谷海岸の目の前にある「お茶の間 ゲストハウス」さん。お願いしていたレンタサイクルを庭先に用意してくれていた。
自転車で「吉野酒造」さんへ。たいして遠くないと思って走りだしたけれど、山にはいって登り坂…。電動自転車ですいすい進む相方。まあ別にいそがないので、押して歩きながら追いかける。坂を登りきるとすぐに立派な建て構えの酒造に到着した。
好みのお酒を3本ほど購入。自転車に荷物を積んでさあ出発と思ったら、酒造のおかみさんが話しかけてきてくれた。いろいろお酒の話しを立ち話し。水は横井戸から取っているという話しを聞いたりした。横井戸というのを知らなかったのでとても興味深かった。
海岸へ。途中の風景がきもちよい。空の青が濃い。空気がきれいなせいなのか、夏もおわり秋なのか。
自転車をこいで少し暑くなったので自販機で買ったコーラがおいしい。ひさしぶりの海をながめながらひとやすみ。
宿にチェックイン。古民家のゲストハウスで落ち着いた感じでとても居心地がよい。ごろん。
最近は山にいくことが多いので海のきぶんは新鮮味があってここちよい。
夕食の新鮮なおさしみでおなかも満たされ、ちょっと夜の海岸を散歩して就寝。
翌朝、ゆっくり朝食をとってチェックアウト。他のゲストの方とも話しをしたりゆっくりしたいい時間をすごすことができた。
勝浦駅まで電車に乗り、勝浦の朝市へ。だいぶ時間がおそかったのでもうあまりお店がでていなくてちょっと残念。漁港の前の「勝喰」さんでたんまりとお刺身を食べた。
朝きたときはまだ開いていなかったけれど店構えがなんとなく気になったお店にちょっとお酒とデザートだけでもと立ち寄る。とてもよい雰囲気のイタリアンのお店だった。またきたときはぜひゆっくり食事をしたい。
駅の近くの和菓子屋さん「松月堂」さんに寄る。聞くととても老舗の和菓子屋さんだった。(家にかえって食べたらとてもおいしかった)
いっぱいのお腹をかかえながら帰路へついた。
2022年 夏の終わり