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Shutter Vol.3 野本由美子さん 編集後記

私が感じたあなたを切り取り 綴る shutter。

三人目は、東京都で占星術・・・星詠みで独立起業、メデル株式会社の代表取締役の野本由美子さんと対談し、これまでにご紹介してきました。


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今日の最終回は、筆者あそゆかの、編集後記。



どんな人にもこれまでがあって今があり

そして、これから、があります。


それが人生、と言われる時の流れだけれど


そのストーリーは、見る角度によって、深度によって

いろいろなストーリーになる。


いつ生まれて、

どこの学校に行って

どんなことをして

大人になってこの会社に勤めて、働いて

結婚して、、、、と


やってきた「コト」だけを書き連ねたら、

それはその人の「史実」になるだろうけれど



私はその史実をつくった後ろで

ずっとずっと、絶えず揺れ動き

そして、変化し、進化していく

人の心の、その奥深くの物語に興味があるし

それこそが「人の美しさ」だと、思っている。


そして


これは私の想像・・・・


これまでに出会ってきた人

そして、私自身の人生の変化を通して感じてきた想像なのだけれども



人の人生は


愛から始まって

愛を求めて

愛に気づいていく(そしてあふれていく)


そんな物語なんじゃないかと、感じている。



今回ご紹介した由美子さんのストーリーも

もしかしたらそうだったんじゃないか、と。


生後5か月で母を亡くし

5歳の時に父が再婚。

由美子さんには二人の母親がいらっしゃる。


そのことは彼女も公開していて

育っていく過程で感じてきたことも、自身のブログで綴らています。


自分のお母さんはもういないし

その思いは届けたくても届けられないし

私にお母さんはいるけれど、本当のお母さんじゃない



もちろん、育ての母親となった人が

「本当の子どもじゃない」と思っていたかどうかなんて

誰にも分らない


でも


子どもだった由美子さんにとっては

それは、とてもとても大きなもので


だからこそどこかで


ご自身の存在を認めきれず

そして

想いを表現するということにふたをしてきた一面もあっただろう

人生の前半。


どこかで求め続けてきたかもしれない



ほんとうの、お母さんの愛情。

お母さんに、伝えたかったこと、分かってほしかったこと。



今回のshutterで私が感じたのは


表の大企業の会社員として勤めながらも

その働き方、在り方に疑問を抱き

占星術で独立起業、そして法人化もさせ

起業人としてその階段を上がり続けていくストーリーの後ろには




彼女の孤独と愛のストーリーが

あたたかく優しい物語が、とうとうと流れ

これからの彼女を、

彼女の思いを、世界観を

この世にあふれさせていく物語が

この先にきっとあるのだ、ということ。


会社員として勤めていた時の由美子さんは

仕事にまい進する一方で

どこかで戦っていたんですよね。


社会というものの・・・・

女性というその存在や才能、素質が

活かされきれないこと、認められないこと

結婚して出産して母親となっていく女性への不条理と。



連載の中で紹介した

ママとなっても働くストーリーのブログには

当時の由美子さんの熱量が、想いがたくさんある反面

そこにはどこか「闘い」を感じるものがあるのですが


占星術に出会い

星を詠むようになり 

時の流れに「抗わず乗りこなしていく」という生き方を

星とともに見出し、進み始めてからの由美子さんは


きっとね


抗うことをどんどん手放していったと思うのです。


それは、


流れを乗りこなすと同時に


運命を受け入れ、降参していく過程でもあったのではないか、と。



愛されていない、と感じることから生まれる「孤独」は

やがてその人の生き方を左右する「不安という錨」になり


不安を抱えている時、人はどうしても

知らず知らずであっても


誰かや何かと闘ってしまう。



ちょうどこれをしたためている今、2020年3月は

コロナウィルスの世界的大流行が

連日、もう、悪意にさえ感じるほどにそればかりが放送され

私たちの社会には今、不安がこれでもかというほどに

渦巻いているように感じます。



その不安の渦の中にある今

現実の社会で起きていることは


マスクや

本来関係ないはずの

トイレットペーパーやティッシュ、

生理用ナプキンの買い占めによる、枯渇。


きっと

「なくなったらどうしよう」といういっときの不安に駆られ

物を買い占め、自宅にいくつもそれを積み重ねる人がいる一方で


本当に必要なのにそれがなくて困っている人がいる。



でも、どっちも・・・・


むしろ、買い占めた人の方が・・・・・




物はあるのに、きっと「まだ不安」なのだろうな、と思う。


なぜ??



それは、あなたのそもそもが


不安に・・・


なくなったらどうしよう・・・・


その時出会ってしまう



孤独が怖くて、仕方ないからだ。



その人の前提はいつだって


「ない」「なくなってしまうもの」

     

不安の錨が、深く刺さっている。





今必要なのはきっと




トイレットペーパーを買い占めることではなく


人の心に渦巻く不安

その根源の孤独というものと、

対話することなのではないかと


不安からの行動ではなく

愛からの行動をどれだけ増やせるか、ということだと


きれいごとだと、言われたとしても


それこそが必要だと、私は、思っている。



物も、愛情も


ないものでもなくなるものでもなく

あるものだ、と

信じ切ること、というかね。



話がそれたけれども



由美子さんは、星を通して

星を詠んで

きっと何より


ご自分の心を読み続けたのだろうと思う。


この人生の、与えられた命の

その運命の流れと定めを。



そしてね



気づかれたんじゃないかなぁ。




生みのお母さまとの死別の悲しみと

その時感じた孤独やさみしさから



もしかしたら由美子さんは



愛されてないと


愛をね


愛されたくて


求めて、探して、つかみたくて


だから


頑張ってきたし、一生懸命に突き詰めてこられたけど






ねぇ、なんで、愛されたいって思うのかなって


どうして、愛を求めるのかなって




考えたこと、ありますか?




私は今回の由美子さんとの対談、

メッセージのやり取りを通して

改めてそのことを見つめたのですが





愛されたいって思うのは

愛を求めるのは




それだけ




あなたが、わたしが


その人を、もう愛しているから




なんですよね。




孤独やさみしさ、不安は


愛がないから感じるものではなくて


もうすでに


自分が愛してしまっているからこそ感じてしまうもの


それでしかないんだと・・・・・




だから



相手から「愛されない」ではなくて


「もう私が愛している」


自分の内なるところにある愛にね

ベクトルが向いたら



孤独も寂しさも、愛から生まれたもの



でしかない



誰かに

愛されたかった世界は


あなたが

とっても愛していた世界



ベクトルが

「誰かから与えられたかどうか」ではなく

「どれだけ自分が愛していたか」になるだけで



世界は、ひっくり返ることさえ、ある。きっと。




由美子さんはきっと



愛されたかった世界から


愛していた、愛している世界へと


ない愛を求める時代から


独立起業からの時を経てね


ある愛をあふれさせていく時代へと


移って行かれたのだろうなと



本編の物語とはちょっと違うところで


そんな流れを感じてやまない、のです。




愛は、、、

愛情は


もらうものでもなく




きっともうすでにあるもの




それに気づいたら



あとはそれを




あふれさせてゆくだけなんだろうな、って。




由美子さんはこれから、


ご自身の中にある

こんこんとあふれてくるだろう

愛を、星詠みへの愛情に変えて



たくさんの人に


ライトにポップに、楽しくね


手渡していくんだろうなと



今、私は思うのです。




宇宙一テンションが低い、なんて

ご自身のYouTubeや投稿ではおっしゃってますが



いえいえ


由美子さんの熱量は

あたたかく、そしてアツイ。



これからの彼女が作っていく時代こそが



本当の



独立起業の時代になる


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そう、予感しています。






由美子さん、今回はありがとうございました。


またお会いする日を。





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