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縁側interviews 〜神吉 絵美さん〜
岐阜県で新田純子さんが主宰している縁側スペースneiro
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ここでは半年間にわたって、自分の心と向き合い、本音で、愛から生きる私になることを取り戻す講座「セルフチューニング実践講座」が行われています。
日本の女性は、やっぱりどうして、忙しい。やるべきことはまだまだたくさんあるし、子育ても家事もしながら仕事ともなれば、その忙しさはさらに増し、そんな日常でつい私たちは、自分の役割や、すべきことに心も思考も奪われ、いつも誰かや何かを気にしては、気づけばいつの間にか「私って本当はどんなふうに生きたかったんだろう」そんな気持ちになることも、少なくありません。
なんだか自分自身との一致感がなくて、ズレた感じ。
世界がぼやけているような、曖昧さ。
日々の歯車が、なぜか噛み合わない。
私は、私の心は、本音は、どこにあるの??
自分を、その心を、本音を、取り戻したい。
私が私の今日を生きている、そんな実感を、取り戻したい。
そんな時に出会うのが、縁側であり、セルフチューニング実践講座なのかもしれません。
半年の実践講座を受けた人たちは、どんな道をたどったのか。そのストーリーを連載でご紹介します。
VOL.1 高瀬真生さんのストーリーはこちらから
今日はお二人目のストーリーをご紹介します。
VOL.2 最愛の、ひと。 〜神吉 絵美さん〜
兵庫で、「フツーの主婦」として暮らしているとおっしゃる絵美さん。
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画面の向こうのそのお姿はラフなTシャツスタイルにメガネ、さっとまとめた髪。
気負いや肩肘張ったものがない、おおらかで自由な何かが、絵美さんから溢れているように感じながら、インタビューが始まりました。
◆願った現実を手に入れてきたはずなのに。
ご両親ともに教師のもとで生まれ育った絵美さん。物分かりの良い子ども時代でもあったようで、ずっと「フツーの主婦になりたい」と思っていたそうです。
大人になったら、こんな結婚がしたい、こんな生活がしたい。
そう描いていたものは、ちゃんと手に入った。
子どもを授かり、お母さんになり、主婦として暮らす結婚生活。
好きなことを活かしてネイリストも自分の好きなペースでほどほどにやっている。
手に入った「フツーの主婦」生活。
なのに。
念願叶ったはずの現実に、イライラする。
我が子に、夫に、イライラしては毎日それをぶつけてしまう。
可愛いなんて、愛しいなんて、思えない。
どうして?なんで?
夢が叶っているのに全然幸せじゃない。
幸せになれることを指南しているブログをあれこれ読むも、思うのは
「それができないから困ってるのに!」
自分に、ますますイライラモヤモヤする。
何か、自分が、私自身が、ズレている。
どうしたらいいの??
そんな時に出会ったのが、友人から紹介された縁側スペースneiro代表の新田純子さんが書いていたブログ。
ごめんねは本来今よりもっと仲良くなるための魔法の言葉
これを読んで涙が止まらず、一気に純子さんのブログを読み続けたそう。
そこから、どうしたら純子さんに会えるのかと情報を探して行き着いたのが、縁側。
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ところが当時はまだ対面のみの講座だったため、兵庫に住む絵美さんは岐阜での対面受講を断念。
一昨年、コロナ禍の影響によりオンライン講座となったセルフチューニング実践講座を見つけ、「これはもう受けるしかない、私が繋がるべきは、絶対この人だ、この人は、確かだ!」と、直感が確信。講座への参加を果たします。
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◆顔見せできない自分から始まった、ドラマたち。
個別で受講したいと願うも、グループ講座に参加した絵美さん。
当初、オンライングループ講座はずっと顔出ししないままに参加。
複数人が一度に会するそのオンラインの画面上で、えみさんはずっと「カメラオフ」で声のみで参加していたそう。もちろん、他の人は「カメラオン」
自分ではそれが当たり前だと思っていたけれど、どうやら世界は必ずしもそうではなかったらしい、そんな気づきから、絵美さんは「自分という存在」を知っていきます。
その一つの側面が
「心を許せる人には思い切り自分を見せて伝えられるのに、そうではない人にはどこまでもクローズになる、不安がりで臆病な自分」
人との距離感が極端。懐く懐かない、好き嫌いががはっきり。
自分を出せる人に対しては、感じたままを全オープン。
だけど、そう感じられない世界の中では、受け入れられるかどうか、実はいつも気にしていて、恐れてる。
不安がりの怖がりさん。
だからこその人間関係の悩みもあったこれまで。
無意識だった、気づいてなかった、自分のあり方、振る舞い、思考の癖に、気づくということ。
そこから見え始めた、自分自身のさまざまな側面。
それまで気づいていなかった「私ってこうだったんだ。」がどんどん炙り出されてゆきます。
でも、その自分でも大丈夫、それが、私なんだ、そんな風にご自身のことを、認め抱きしめてゆかれたのがこのセルフチューニング実践講座でもあったようです。
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自分の、いいところ悪いところを「見極め、直す」のではなくて
「どれもが私で、どの私もいていいと、私が知って、受け入れ、認めていくこと」
今は、私の中のどの自分の声が聞き届けて欲しいと願ってる?
どの気持ちにピントを合わせたらいい?
そうやって、自分自身の内側の気持ち一つ一つを確かめ、今一番聞き届けて欲しいことは何なのか、誰より自分が、確認する。
だから、きっと、チューニング。
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私やあなたの中にいる、喜怒哀楽溢るるさまざまな存在。
その先にいる本音の声に、チューンするトレーニング。
ラジオの周波数を合わせるように。
チューンして、ピントがあえば、その声は際立ち世界に届き出す。
その実践、体感を日々の暮らしの中で重ねていくのが、「セルフチューニング実践講座」
どこか特別な場所や体験が私たちの人生を変えてくれるのではなく、一番身近な「毎日の暮らし、そこで関わる人との些細なやり取りの数々」
そこでこそ、大切な本音を取りこぼすことなく差し出し合い、関わり合う。
学びに逃げ、日常から逃げてはいけない。
日常こそに、私たちのリアルな真実は、ある。
セルフチューニング実践講座は、どこまでも「一番足もとの日常生活を本音で生きることから広がる幸福」を見落とさないし、大事にするのです。
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◆本音を選ぶ代わりの決別への覚悟
講座の中で参加した、リトリートのグランピング。
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ここでは、一同が会して「セルフチューニングをリアルに体験・体感する」数日を送ります。
特別な何かをするのではなく、ただただ、そこにいていい、自分の心のままにいていいし、それこそがここですべきこと。だからあなたはあなたの心の声を、「今どうしたいか」の本音を、存分に聞き届け、そのあなたで過ごしていい。そんな企画。
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ずっと、子どもを可愛いと思えない自分が嫌だった。
我が子が感情をあらわにすることを受け止めきれなくて、イライラして、ガミガミする、そんな自分が嫌だった。
ずっと、夫のことを愛しいなんて思えなかった。
言い方がぶっきらぼうで、キツくて、夫はいつも私を責めてるようで、嫌だった。
夫にイライラや不満をぶつけては、夫に我慢もさせているだろう、そんな自分も、嫌だった。
妻にも母にも憧れたのに、憧れの妻にも母にもなれなくて、そんな自分がダメだと思った。
セルフチューニング実践講座に出てみて気づく、自分の中の、たくさんの側面、たくさんの本音たち。
憧れの外にあった、わたしの姿、それこそも、わたしであること。
このグランピングに参加する直前、絵美さんはこれまでにない大きな心持ちの変化を、ご家族に伝えられています。
ずっとはめてきた結婚指輪。
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私が手にしたいと望んできたもの、「フツーの主婦」になった証。妻であり、母であり、主婦である、「結婚している私」という、存在の証。
ずっと、私を私たらしめるためのものであり、お守りでもあった、その指輪に、いつしかすがり頼っていたこと。
そしてそれが、自分をどこかで苦しめていたことに、気づいてしまった。
たくさんの
「妻だったら、母だったら、こうするだろう」
「幸せな夫婦なら、幸せな親子なら、幸せな家族なら、こんな関係だろう、こうあるべきだろう」
絵美さんが、願い描いて、自らに課してきたこと。
いつしかそれが「そうあらねばならない」足枷になってしまっていたこと。
それが、全然違っていたから。
私が思っていた幸せとは、違ったから。
だから、幸せじゃないと思ってた。
イライラする毎日なんて、幸せには遠いと、イライラする私も、イライラさせる家族も幸せじゃない、誰かが誰かに我慢させてる、それは幸せじゃない、そんな日々も関係も嫌だ、そんな気持ちだったのかもしれません。
でも、実践講座で少しずつ見つけてきた、絵美さんの中にある、内なるいろんな気持ち。
誰かや何かのために「こうしなきゃ」「こうすべき」がたくさんあったけれど、自分を知るごとに見えてくる「私の本当の気持ち」、それももっと、大事にしたい。
私の本音で選ぶ毎日のために、私は生きることを決断したい。
旦那様のぶっきらぼうな物言いが、どうしても責められているように当時は感じてしまっていた絵美さん。
夫には夫の「こうしてほしい」がある
でも
私にも私の「こうしたい」がある。
そして
私は今
たとえ誰かの期待に沿うものではなかったとしても
今の自分が精いっぱい生きていることを知っている。
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家族は、私にいつも家にいて欲しいのかもしれない。
でも私は、このリトリートに、行きたい。
たとえ家族の期待とは、違っていても。
だから、この自分の気持ちを、大切にしたくて、
母からあるべき自分でもなく
妻としてあるべき姿でもなく。
ただ、私は私として、自分の気持ちを、見逃したくないから。
初めて、妻と母としての絵美さんを守ってきた結婚指輪を外して・・・・
これまでならヒステリックになって喧嘩してぶつけていた思いを
「私は私なりに今の自分で精一杯やっているし
これが私だから、この私がいいと思う
私は、自分の気持ちを大事にしたい
それがもしあなたにとって無理なことなら
離婚をしてもいいし、関係を見つめ直したらいいと思う。」
誰かを責めるでも、卑下するでもなく
気持ちをぶつけるでもなく、淡々と、静かに。
「私は、こう思っています。」
「私は、リトリートに、いきたい。」
「だから、行ってきます。」
もう、自分を明け渡さない。
ただただ、その思いを差し出し、ずっとはめてきた指輪を置いて、3時間の道のりを車を走らせ参加した、グランピングリトリート。
そこに待っていた、奇跡。
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◆一番イライラしていた人は、一番の最愛の人だった
現在では、セルフチューニング実践講座の一環として開催される、グランピングリトリート。
夜には火を囲みながら過ごす時間もあり、この、誰にも何にもジャッジされない、左右されない時間の中で、メンバーは改めて自身の中の「どうしたいか」心の中にある思いや本音に向き合い、感じる時間を過ごすようです。
そこで行われた、潜在意識のカードリーディングを経て。
絵美さんの中で「改変」が起きます。
ずっと、自分の本音がわからずにきて
イライラや不満にいつものみこまれてきたけれど。
そのもっと奥に、大切な望みがあるんだってことが、
それこそが「本音」なのだと、わかってきて。
自分の本音がわからない時は
もちろん、周りの人の本音もわからずにいたけれど。
でも。
自分には、いろんな気持ちがあって、いろんな声があって、その後ろには
いろんな、わかってほしい、あたたかくて大切な気持ちが、確かに、ある。
ずっと、いい子でいることをよしとしてきた絵美さんにとっては
「いい子にならない気持ち」を認めることができずにいたけれど。
その気持ちたちは、私の心の奥底にある本当の気持ちに気づかせてくれる大切なサインだった。
イライラする気持ち、怒りたくなる気持ち、寂しい気持ちや悲しい気持ち。
時に誰かの期待に添えなかったとしても、誰かに何かをして欲しいと求めたくなる気持ち。
そういったものも、全部、本音に出会うための私の心からのサインであり、大切なヒント。
ただ、私がそれを、感じることを、表現することを、許せてなかったし、大切に感じて扱うことをしてこなかっただけなんだ
そう気づいた時に
全てのオセロが、ひっくり返るのです。
イライラした感情をあらわにする子どもたちも
ご飯ぐらい作って欲しいとぶっきらぼうにいう夫も
その後ろには、きっと大切なあたたかい本音がある。
みんな誰もが
ただただ、自分の感じてること、本音に気づくためのサインを
(たとえ表現が下手だったとしても)ここでは・・・・家族の中では出せていたんだ。と。
みんな、出せてたんだ。
それだけ、この場所が、家庭が
みんなにとっての、安心の場所だったんだ
私も、出せてたんだ。
私にとっても、家族はそんな、安心感ある大事な場所だったんだ
夫も子どもたちも、
私の、この私のどんなところも、
見て、受け取ってくれていたんだ
大好きしか、なかったんだ
みんな、大好きだったんだ。
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イライラして、怒って、喧嘩して。
それが嫌だったし、幸せじゃないと思っていたし、なんとかしたかった。
でも、それを幸せじゃないと決めていた私がいただけだった。
本当は、みんなが気持ちを出せる、大好きな人たちがいる、最高の場所だったんだ!
今までの世界が、根底から覆るとは、きっとこういうこと、でしょう。
「イライラしていたあの人は、互いに自分を出せる最愛の人だった」
「不幸でたまらなかったあの場所が、世界で一番の幸せの場所だった」
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自分らしくあるためになら、もうこの結婚指輪にも、結婚しているという事実にも、すがらない。
そう思って、離婚することさえも構わないと、指輪を外してここにきたはずなのに。
気づいてしまったらもう、早く、家族に会いたくて。
車をかっ飛ばして戻った、その玄関先に。
ご主人がいらしたそうです。
全部、愛だったんだ
不思議ですよね。
離れた場所で過ごした時間の間を、心はたやすく超えて、どうやら繋がってしまうようです。
それは、不幸でも不満でもなく、全部が愛からだったんだ、そう気づいて伝えずにはいられなかった絵美さんとご主人のハグが、一体どんなものだったか・・・・
ご想像に容易いものではないかと、思いますので、ここでは皆までは申さなくても、大丈夫でしょう。笑
書くのが照れるほどの、だったことは、間違いありません。
◆幸せは私の心が決める
あれから、絵美さんはどう過ごされているのでしょうか。
絵美さんの前にあるのは、あの頃・・・・
セルフチューニング実践講座を受ける前と、同じ日常が、そこにはあります。
同じように、思うようにならない日々、我が子にイライラすることも、我が子が癇癪を起こすことも、旦那様にイライラすることだって、あるというけれど。
我が子のイライラは「気持ちを出せてる」「ママに甘えたい」証拠だし
言葉足らずな夫の小さな一言にも、自分のことを好きだからこその、小さな甘えとリクエストが含まれていることを、今の彼女はわかってる。
だから、言える。
「うんうんそうだねー」
「私がいてよかったね♡」
「私が作るごはんなら、味噌汁だけでも、さぞ嬉しかろう。」と。
そうして、今日も、回っていく。
喜怒も哀楽も、すべてが私。
日々はそう変わらないけれど、その全てが「私たちが心のままに感じたことを表現できる毎日」だから、それこそが、幸せ。
私の大切な人たちが、それを表現してくれることだって、幸せ。
幸せは、どこかにあるものではなくて、「幸せと思える自分の心があるかどうか」それだった。
だから今は、そんな毎日が愛おしい。「また今日も、こんなに心が動いたで!」と。
誰かや何かになろうとしなくとも。
立派な功績や実績になることをしなくても。
私が私で
あなたがあなたであれば、それが幸せ。
だから、心のままに、やりたいままに
感じて、表現して、行けばいい。
フツーの主婦を夢見て、
フツーの主婦に幸せを感じられなくて。
セルフチューニング実践講座に参加した絵美さんの今は
フツーの主婦として最高に幸せな、毎日。
絵美さんの指には、
あのグランピングから帰ってきた後、旦那様が改めてはめてくれた指輪が、光っています。
つけるのも、はずすのも、私の心一つ。
もう指輪にすがる絵美さんはいない。
何者にもならない。でも、私はわたし。
幸せは、私の心が決めるのだ。
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今とは違うどこかの別世界が、求める幸せの世界だと思っていると、その答え探しはいつまで経ってもきっと終わりません。
そうじゃない。幸せを見つけ感じられる心になれば、今こここそが、幸せになる。
セルフチューニング実践講座で得られるものはいったいなんなのか?、その一つのこたえが、ここにあります。
絵美さん、ありがとうございました。
3人目のインタビューはこちらからどうぞ。
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