Shutter Vol.3 野本由美子さん 〜星とともに歩んだ8年、そして10年目へ〜⑦
私が感じたあなたを切り取り綴る shutter。
3人目のお方は、東京都で占星術・・・・星読みで起業、メデル株式会社の代表取締役社長 野本由美子さんをご紹介いたします。
1話から読む方はこちらから
独立起業してからの8年を経て、2017年には法人化
占星術で起業、星の流れを活かしてその事業を軌道に乗せて
歩みを進めてこられた由美子さん。
2年後に向かえる10周年に向けて・・・
これまで、を話されてきて時間から、インタビューは
「これから」未来の時間へのお話に。
あの日の由美子さんが、いちばんやわらかくてあったかくて
とても嬉しそうな表情でお話されたのは
この
これから、のお話の時間でした。
会社員として働いている限り
出産や育児を経験する女性であることが
仕事を続けていくうえではハンディキャップになり
自分をまるまる生かした働き方は出来ないと
起業した当初
「自分らしく、好きな事を仕事にしながら生きていきたい」
そう思っていた由美子さん。
だからこそ、占星術・・・星詠みを巧みに活かして
由美子さんご自身も、お客様も「自らを活かしきって稼いで生きていく」
そんなことにフォーカスされてきたのかもしれません。
でも、そうして事業を成長させ、法人化させた先で
由美子さんに浮かんできた問いが
自らを活かしながら【生きていくための働く】ができたのだとしたら
さらに働いていくのなら、どうやって働いていきたいのか?
その答えとして浮かんできたのが
ありのままの私で
これまでに積み重ねてきたリソースを
必要な誰かにユーモアとともに手渡してゆきたい。
楽しみながら、人の役に立って行きたい
だったそうです。
「自分がやりたいこと」を提供していくものもちろん大事だけれど
由美子さんがこれまで重ねてきたものが活かされるニーズがそこにあるなら
それにどんどん応えることを楽しみながら働くのも、いいことだな
そんな考えを持つようになったそうです。
深く深く真剣に、戦略的に活かすものとして
星詠みを深め伝えた来たけれど
昨年始めた「〇〇座の会」で感じた
あの
気軽に星の世界に興味を持ち
楽しみながらその世界を深め共有していく
そこにある
あたたかな心の交差やつながり。
ライトにポップに、世界観を共有する喜び。
その一方、
これまで事業を続け、多くの起業家の方を見てきた中で気づいたことは
結局、どんなに仕事がうまく行っていても
ごくごく身近な家族や
パートナーシップ
そういった自分の一番内側の関係が満たされることなくして
女性の幸せは、完成しないのだ、ということ。
私らしく生きたい、働きたい
事業で成功したい、稼ぎたい
社会に価値ある業を起こし、その成果を残したい
女性としての自分を活かしきって生きてゆきたい
それらももちろん大事だけれど
私たちの一番根本の望みは、きっと
大切な人とつながり
心が通い合い満たされる
そんな体験をすることなのだと
そのために・・・・
もっともっと、身近な豊かさや幸せのために
心つながる体験を得ていくために
もっともっと気軽に楽しく
星を詠み活かせる人を増やしていけたら
そのために、私という存在が役に立つなら
どんどん、それをやっていけばいいんじゃないかと
あの日、由美子さんはおっしゃって。
その時の、お顔が、とても優しく柔らかく
美しくて、輝いていたから。
成果をあげ、勝ち残っていく
ビジネスのための星詠みだってもちろん大切だけど
空とともに星も動き、時代は移ろう
みんなに、誰にもやってくる
いいときや悪いとき、変化していく
この時の動きを、この時代の動きを
ひとりでも多くの人が自分で詠めるようになって
抗うことなく星の流れに乗って生きていくことが出来たら
そんな生き方を、
星とともに生きるひとを
共に楽しみながら育てていくことが出来たなら
それこそが
楽しく、星を活かす生き方そのものになるのかもしれない
毎日空を見上げ、天気予報を見るように
星を詠み活かしていく人を育てていく
星詠みの学校・・・・【星詠みアカデミー】が出来たらいいな
そんなことも、思い描き、温めてらっしゃるようです。
年始に掲げた今年の漢字は「楽」
楽しく、ライトにポップに。
遊ぶように、星とともに生きる時間を
由美子さんご自身がもう一度取り戻し
そしてまた、誰かに伝えていく
そうして
たくさんのつながりを生んでいくのが
これから始まる10年目に向けた新たなスタートラインなのかも、知れません。
星が動き、時が動き、時代が動く。
それと調和して生きる私たちの心も
時と共に、時代とともに変化し、成長してゆく。
自分のために、自分を生かそうと
独立起業して歩まれてきた由美子さんのこれからはきっと
これまでよりさらに
自分のためが「大切な人のため」になっていく
そんな時を刻んでいくような気がしてなりません。
次号は、編集後記です。
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