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「冷やし中華」と「クリスマスプレゼント」

小さい頃、クリスマスプレゼントに、冷やし中華を頼んだことがある。冬になると、冷やし中華が全然食べれなかったから頼んだのだ。

クリスマスの日には、仮面ライダー響鬼のベルトが置いてあった。あのヒゲモジャのサンタさんは、料理ができないんだなと思っていた。
息子が冷やし中華を頼んだ時、サンタはどう思ったのだろう?

中学校国語に、「盆土産」という話がある。出稼ぎに行った「父」が、苦労しながら、盆土産としてえんびフライを買って帰るという話だった。

僕は、その後の続きで、クリスマスプレゼントとして、また内緒で、えんびフライを買い、枕元に置いて帰るという話を作った。
盆土産の題名を変えたサブタイトル「クリスマスプレゼント」が、初めての作品だ。
国語の先生に、その視点はなかったと初めて褒められたことを今でも覚えている。

多分、えんびフライを買って、枕元に置くという発想は、クリスマスプレゼントに、冷やし中華を頼んでいた自分だから生まれたんだろうな。物語は、自分の経験✖️アイデア✖︎発想力で生まれるんだと思う。

今年のクリスマスは、普通にチキンとケーキを食べた。

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