乾きと湿り
会話や関係性に関して、いいなぁと思った表現をひとつ。
「乾きと湿り」
論理的な会話や目標、数値を追求するとき、言葉や会話は乾いていくなぁと思う。
人との関係性に焦点を当てると、やはり乾いた間柄になる。
という感覚がある。
感情的な会話や意味、人間性に迫るとき、言葉や会話は重たく湿っていくなぁと思う。
情けがあるような、一方で優しさがある関係性。
どちらも必要な会話で誰しもが使い分けたり、状況によって変えたりしてると思うんだが、僕の中では会話の中の「水分量」に着目しているところがいいなぁと思う。
このとき、おそらく大事なのは「意外性」と「バランス」。
数値や目標などの乾いた会話のなかに、人間味のある語りかけが入ってくると納得する。
感情が溢れるような諭す会話の中に、具体的な数値や論説が入るとパリッとメリハリがつく。
こうやって会話の水分量がちょうどよく調節されていること。人にとっての「ウチ」と「ソト」がナチュラルに行き来されるようなこと。
これをされると、また、できると、かなりの確率でコロンッと関係性はいい方へ向くと思う。
でもこの事実らしいことを意識しすぎると、おそらく会話はパリッパリに乾く笑
感情に任せると論理性の欠片もない。
これだから難しいんだなぁ。