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Webメディア編集者からインハウスエディターに。2020年振り返り
明日で仕事納めなので久しぶりのnote。
言わずもがな今年は社会的にとてもとても大きな変化が起きた年でございました。猛威を振るうウイルスにより、人々はナウシカの世界のようにマスクを着用しなければ外出できない世界になり、「コロナ」という単語のイメージは「メキシコの美味しい瓶ビール」から「最強のウイルス」となってしまいました。
そんな世界がひっくり返った今年、僕は転職しました。
前職でやってたこと
前職ではベーシックで「ferret」というマーケティングメディアの編集をしてました。新卒で入社して約2年間、ライティングや編集、メディアビジネスの基本を学びながら、せかせかと記事を出していました。
こんな感じでインタビューモノをメインに、企画・取材・執筆をしました。
自分の強みは「企画力」だな、と自信を持って言えるようになったのがこの2年間でした。
他にも細々とメルマガの配信や回遊率改善の施策など、メディアに必要な業務は一通りやったかなと思っています(できるとは言っていない)
転職した
2019年の11月ごろから転職活動をはじめて、2020年の3月にベーシックを退職してブイキューブへ入社しました。
転職した理由は色々ありましたが「編集を軸に事業会社のマーケティングに携わりたい」という理由が大きかったように思います。
そんなこんなでブイキューブに入社し、マーケティング部の中でインハウスエディターとしてオウンドメディアの編集長やWebコンテンツの制作などを担当することとなりました。
ちなみに入社後2週間でテレワークとなったため、会社の皆さんとはまだ一部としかお会いしてません。
2020年やったこと:SEOの修行
今年はひたすらにSEOの修行をしました。
担当しているオウンドメディアはリード獲得を目的としているので、Organic流入は重要なポイントとなります。
ferretでもSEOコンテンツの作成はしていたので、ある程度の知識はありましたが、元のドメインの強さや組織体制などの関係で、自分ひとりで成果を上げるための取り組み・経験はしていなかったのが本音のところです(メール・SNSからの流入に全集中していました)
ということで、デジタルマーケティングエージェンシーのMOLTSさんに協力をいただきながら、コンテンツの制作を進めました。
モルツさんとの取り組みはこちらにも。
週1での定例MTGをしながら、キーワード選定から始まり、構成案の作成や社内の調整、ライターのアサイン、進捗管理など諸々の業務をひたすら続けました。
ズタボロにフィードバックをいただきヘトヘトになりながらも成果はきちん出てきて、サイトのトラフィックは順調に伸びました(SEOって地味だけど正しくやれば本当に上がるんですね)
そこそこのKWでも1位を獲得できるようになり、3Qにはクオーターでの表彰も頂きました(人生初表彰やったね!)
3Qの表彰いただいた!!!!うれしい!!!!
— 山本しゅーたろー🤟 (@taroshutaro) October 1, 2020
これ「一眼レフ Webカメラ」で1位になってました。 https://t.co/9MehW40Awp
— 山本しゅーたろー🤟 (@taroshutaro) December 23, 2020
9月には内定者がインターンとしてジョインし、自分が手に入れたノウハウを継承することにもなりました。
FY21新卒インターン生の快挙に感服。
— 佐藤岳@ブイキューブ (@GakuMarketing) December 3, 2020
構成案、執筆、公開の制作ワークフローの8割を自走。ペルソナのニーズに応えられているオリジナル記事。
11月初旬に公開され、この記事が貢献した商談が11月下旬に FY20新卒が受注。
最近の若い人は、優秀すぎて脱帽です。#コンテンツマーケティング https://t.co/LIwCapvpWc
Web編集者としてある意味弱みでもあったSEOのスキルを、人に教えられるほど身につけられたのは修行の成果ですね(体感としてはナルトが螺旋丸を習得したくらいの感じ)
2020年やったこと:プロダクトマーケティング
SEOとも被りますが、プロダクトマーケティング的なことの一部も担いました。
弊社はサービスが数多く、それぞれのサービスごとの販促チームが結成されています。
そうしたチームにインハウスエディターとして入り込み、オウンドメディア上でのプロモーションやホワイトペーパーの制作、SEOコンテンツの制作などを行いました。
インハウスエディターにとって、社内の営業をはじめとしたメンバーが持っている商材・顧客・市場にまつわる情報をどれだけ引き出して切り口にするかって大事だと思うんです。そこに気づくことができた取り組みでした。
2020年やったこと:事例制作
インハウスエディターとして事例の制作も行うようになりました。
記事とも記事広告とも違う事例の制作は、選定ポイントなどの切り口はある程度決まっているものの、時流やトレンドも踏まえて構成を作成するため、割と楽しい分野です。
また、弊社の事例は紙パンフレットも制作するため、紙ならではの制作フローを学ぶこともできました。
取材時には写真のモデルとなり、後ろ姿が事例のクリエイティブに使われたこともありました(日経新聞にもこの後ろ姿で紙面デビューしました)
個人的にはプロのカメラマンの方の撮影に立ち会えるのが、カメラ好きとして嬉しい役得です。ディレクションしながら、機材と撮影技法をずっと見てます。
2020年どうだった?
飲み会も帰省もできない1年でしたが、仕事面ではたくさん挑戦して修行できた1年でした。そしてその中で成功体験を積めたのは本当に良かったなと思っています。
9ヶ月かけて、インハウスエディターとして、編集長としての基盤をしっかり整えたので、来年は「企画」を武器により面白い取り組みをやってやりたい所存。具体的にはインハウスで記事広告っぽいアプローチができればいいなとか考えております。