アートと空間認識
2021/9/1
「アートと空間認識」
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おはようございます!
13年前の今日、北島康介選手が北京オリンピックで金メダルを獲得しました🏊♂️
あの、「なんも言えねぇ」の名言を残した日です✨
あれから13年…懐かしいですね😌
さて今日は、「日本古来の空間認識」というテーマです!
いつもよりちょっと難しい内容になりますが、僕自身の理解の整理をするためにも、頑張ります💪
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突然ですが、
世界の見え方って、本当に、自分と他人とで一致していると思いますか?
時代や地域によって、人それぞれ違った世界の見え方をしているのかもしれませんよね🙄
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世界の見え方を変えるのがアートの役割であると同時に、
アートを見れば、作者を含めたその当時の人たちにとって、
どのように世界が見えていたか、がぼんやりと分かってきます!
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そんなこんなで、日本の昔の芸術作品を見てみると、
実は、日本古来の空間認識が、西洋などの海外の空間認識と一味違っていることが分かるんです😎
シンプルに言うと、昔の日本人は、
「今よりずっと長い時間軸で空間を認識していた」
ということです✨
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例えば、浮世絵を見ると分かるように、日本美術では、雨が線で描かれます☔️
これは、目を通して得られる情報を脳が合成する時に、
時間軸を長く使っているからだと考えられています🧠
カメラでいうと、露光時間が長いようなものなので、雨が線に見えやすかったんじゃないかと…🤔
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また、日本古来の美術作品を見ていると、絵を見ていながら、絵の中に入り込めることができます🖼
具体的にいうと、
西洋画で、絵の中の登場人物になりきったと想像したとき、
その時に見える風景は、ふつうに絵の外から絵を見ていた時の風景とは全く違ったものになります
しかし、日本画では、絵の中の登場人物になりきった時に認識する景色と、
絵を見ていた時の景色が似たようなものになるんです…!!
(時間軸を長くとって認識するため、目の前に見えているものだけが風景なのではなく、
自分の背後を含め、全体を俯瞰したような空間認識をするから)
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また、日本人は時間軸を長ーくとることによって、そのうちの一瞬を切り取った画像認識の精度は下がってしまいます⏳
だから、日本画には無駄なものが省かれているように見えるんです…!
そして、それが美しいと感じさせる、”省き
(欠損)の美” だと言われています🤲
(省いているというよりも、認識できていないだけかもしれません💦)
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日本人の認識(特に空間認識)に要する時間軸が長いことは、
世界の見え方を知る上でとっても大切です🌏
少し噛み砕いてみましたが、僕自身、まだまだ咀嚼が必要です🦷
がんばります!💪
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それでは、良い一日をお過ごしください🙌
※同世代の人達に向けた、言葉遣いとなってますこと、ご容赦ください。
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