見出し画像

みんなが賛同する事業は成長 しないのか?

みんなが賛同する事業は成長 しないのか?


「みんなが賛同する事業は成長しないのか?」

これは、経営において本質的でありながら、意外と深く考えられていない問いではないでしょうか?

多くの人が「いいね!」と言う事業アイデアは、果たして本当に成長するのでしょうか? それとも、革新的な事業ほど最初は反対されるものなのでしょうか?

みんなが賛成する事業は成長しづらい?


結論から言うと、「みんなが賛同する事業は成長しづらい」という側面があると考えています。

なぜなら、本当に革新的な事業や、大きなブレイクスルーを生む事業は、最初の段階では必ずしも理解されず、むしろ反対されることが多いからです。

世の中にまだ存在しない新しい価値を生み出すとき、人々はそれを理解できずに戸惑い、時には否定的な反応を示します。人間の本能として「未知のもの」に対して警戒する傾向があるため、新しいアイデアほど最初は受け入れられにくいのです。

実際の事例:琉球アスティーダの挑戦


例えば、私が琉球アスティーダを設立したとき、多くの人にこう言われました。

「卓球のプロスポーツチームでビジネスになるのか?」

「地方のスポーツクラブが上場なんて無理だろう」

しかし、私はこう考えました。「だからこそ、やる価値があるのではないか?」

もしも「それは素晴らしいアイデアだ!」「絶対に成功する!」と誰もが口をそろえて言うような事業だったら、おそらくすでに競争が激化していて、後発としての参入余地は少なかったでしょう。

実際に琉球アスティーダは、卓球界に新たな風を吹き込み、プロスポーツクラブとして成長を遂げ、ついには上場を果たしました。これは、「みんなが賛成する事業ではなかった」からこそ、逆にチャンスがあったと言えるのです。

「賛否が分かれる事業」こそ、未来を創る


「仕事を選ぶ基準は、夢を聞いて心が動かされるかどうか」という考え方があります。

これは事業にも当てはまります。本当に価値のある事業は、賛否が分かれるくらいの強いビジョンを持っているものです。むしろ、最初からみんなが賛成する事業は、挑戦の要素が薄く、成長のスピードも遅くなる可能性が高い。

もちろん、最終的には社会に受け入れられなければ成功とは言えません。しかし、成長過程ではある程度の反対や批判があるほうが、むしろ「本物」だと捉えることができます。

あなたの事業は、最初に否定されたか?


ここで、あなたに問いかけたいと思います。

あなたが取り組んでいる事業、もしくは挑戦しようとしているアイデアは、周囲から反対されたことがありますか?

もし「反対されたことがない」としたら、その事業は本当に革新的でしょうか?

もし「反対されたことがある」としたら、それはむしろ成長する可能性を秘めた証拠かもしれません。

みんなに賛成されない事業こそ、未来を創る


今、世の中を大きく変えている事業を見てみましょう。

・Airbnbは「見知らぬ人の家に泊まるなんてありえない」と言われた。
・Uberは「個人の車をタクシーにするなんて危険だ」と批判された。
・Amazonは「本をオンラインで売るなんて誰が買うんだ」と疑問視された。

しかし、彼らは信念を持ち、自分たちのアイデアを貫いた結果、世界を変えるほどの事業を生み出しました。

あなたの事業も、最初に否定されたとしても、それは決して悪いことではありません。

むしろ、「誰にも反対されないアイデア」のほうが、ありきたりで差別化が難しく、競争が激しくなる可能性が高いのです。

だからこそ、周囲の意見を気にしすぎるのではなく、自分が信じた道を突き進むことが大切です。

最後に


「みんなが賛同する事業は成長しないのか?」

この問いに対する答えは、「成長しづらい側面がある」というものです。

本当に大きな価値を生み出す事業は、最初は賛否が分かれるもの。だからこそ、周囲の意見に流されるのではなく、自分の信念を持ち続けることが重要です。

あなたの事業が、未来を創る革新的なアイデアであることを願っています。

「みんなが賛成する事業」ではなく、「未来を創る事業」を目指していきましょう!

いいなと思ったら応援しよう!

早川周作 | 琉球アスティーダ代表
サポートは全てチームの運営費として使わせて頂きます!