言葉遣いはコスパの良い投資
普段、言葉遣いって気にしていますか?職場では気にしているかもしれませんね。
私は幼少期から本を読むのが好きで、語彙だけではなく
“綺麗な日本語”
に興味がありました。というか、「格好良いな」と漠然と憧れていました。学生時代は女子校で過ごし、作法の授業もありましたが、ほとんど忘れました。(お茶の飲み方とか)
しかし、社会人になった今でも言葉遣いは褒められることが多く、正直得しているなと思っています。何が得しているかというと、“能力以上に評価していただける”という点です。
なんだかんだ人間は感情の生き物であり、仕事をしていると感情の拗れから案件が破談してしまう場面が多々あります。理屈じゃないんですよね。。
根本的なコミュニケーション能力の問題にもなってくるとは思いますが、その時に適切な言葉遣いができると、不当な低評価を阻止する武器になりますし、好印象を与えられます。
とはいえ、思い返すとよく使う言葉や言い回しは決まっていて、自信がない時はその都度ググっています。というわけで、私のスタメン(笑)をご紹介します。
それではどうぞ!
1. 承知いたしました or 畏まりました
- 『了解です』の謙譲語です。日常的に使うこの言葉、目上の方には使いません。
歳が近い方なら先輩でも気にしないかもしれませんが、一回り離れた先輩や上司は気にされる方もいるので、「承知いたしました」(「畏まりました」)を使っておいた方が無難です。
相手がお客さまなら「承りました」を使うことも。
2. 失念しておりました
- 『忘れていました』と言うと幼く聞こえてしまうのでビジネス仕様に背伸びします。
例えば、上司から「先週の会議の資料は?」と聞かれた際に「失念しておりました。すぐにご用意いたします」と答えます。
3. 邁進いたします
- 『全力で頑張ります』の意。意欲や決意を表す際に使います。
例えば、新しいプロジェクトに取り組む際に「このプロジェクトに邁進いたします」と宣言!
4. 存じ上げております
- 『知っています』を背伸びした言い方ですが、使用頻度は高いです。
例えば、初めてお会いする方に「お名前存じ上げておりました!」と言ってみたり☺️
5. 左様でございます
- 『そうです』の丁寧な表現。フォーマルな場面で使います。
例えば、取引先から「これって◯◯ですか?」と聞かれた時に「左様でございます」と答えるとカッコよくないですか?←
6. ご教示願います
- 『教えてください』の丁寧な言い回しです。依頼の際に使います。
例えば、上司に新しいシステムの使い方を尋ねる際に「ご教示願います」と言います。
7. 大変恐縮ですが
- 『申し訳ありませんが』の謙譲表現。お願いや謝罪の際に使います。
例えば、急な依頼に対して「大変恐縮ですが、明日までにご対応いただけますでしょうか?」と言います。
もはや枕詞です。とりあえずこれ付けとけば、どうにかなる。(ならない)
8. ご自愛ください
- 『お体を大事にしてください』の意。手紙の結びなどで使います。
例えば、取引先へのメールの締めくくりに「暑い日が続いておりますが、どうぞご自愛ください」と書きます。
健康気遣われて嫌な思いする人はいないですよね♡
9. 心から感謝しております
- 『本当にありがとうございます』の丁寧な表現。感謝の気持ちを伝える際に使います。
例えば、お客様からのフィードバックに対して「心から感謝しております」と返信します。
たくさん使うと胡散臭いですが、ここぞというときに是非「心から」付けてみてください。
10. お心遣いありがとうございます
- 『ご配慮ありがとうございます』の意。感謝の気持ちを伝える際に使います。
例えば、取引先がこちらの都合に配慮してくれた時に「お心遣いありがとうございます」と言います。
相手の心に感謝する。なんか素敵じゃないですか?
11. ご放念ください
- 『気にしないでください』の意。相手に対して心配しないで良いことを伝える際に使います。
「忘れてください」と同義で使っていて、リマインドのメールをした際、
「既に対応済みでしたらご放念ください」と使ったりします。便利です。
言葉遣いを気にしすぎて堅苦しくなるのも良くないと思っています。コミュニケーションって砕けた雰囲気やユーモアがあって、活性化されるようなところもあるので!
大事なのは“知っている、使いこなせる”うえで相手や場面によって使い分けることだと思います。
メールは顔が見えないから丁寧に、対面の時は言い方や表情でニュアンスを伝えたり、可愛げのある感じで・・・などなど。
“できない”のと“できるけど敢えてやらない”のは違うのです。慣れなので使っているうちに無意識で言えるようになります。
言葉を武器にして、少しでもイージーライフを送っていただけたら嬉しいです♪
ちなみに言葉遣いほど効果はありませんが、文字も綺麗だと得します。
特別上手くはないものの、書き初めで入選したこともあるので、字を綺麗に書くコツも改めてノートにしますね🪷
それでは。