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【お庭の手入れ♡】

夏は暑すぎた。お庭に出て何かをするにはあまりに過酷で、しばらくそのまま放って置いたら、7月にすっかり刈り込んでいた生垣のマンサクの花の木が、何回も降った豪雨の恵の雨のおかげで伸び伸びと枝を伸ばし、名前も知らない雑草たちは生き生きと我がもの顔で領地を広げ、小さなお庭は無法地帯と化していた。

9月の半ばを過ぎ少し涼しくなった頃、次の休みの日には何とかしようと思っていたが、なぜか天氣は雨模様となり、緑たちはさらに生き生きと手足を伸ばして、また刈り込む手間が大変になってしまうなぁと重くなってゆく私の氣持ちなどお構いなしだ。

昨日の雨から一転、青空をのぞせている薄曇りの今日はお庭の手入れをするのに絶好の日和だ。長袖に日除けのキャップを被り、お氣に入りの赤いゴム手袋をはめて準備万端お庭に出て、さあ作業開始!
無法地帯を目の前にして、あぁ、どこから手をつけて良いのやら…一瞬氣持ちが萎えるが、まずは足元のボウボウと生えて絡まっている雑草たちを一つ一つ抜いていくしかない。名前も知らない雑草と向き合いながら無心になって黙々と抜いてゆく。昨日の雨のおかげで土が緩んで比較的抜きやすいが、しばらく放って置いたので、根っこが深く手強い相手だ。同じ姿勢でしゃがんでいると腰の辺りが痛くなってくる。それでも無心に作業を続けてゆく。

次は、生垣のマンサクの花の木を剪定だ。今度は小型の剪定バサミを片手に切りやすい枝から切ってゆく。元氣良く伸びている枝を切るのは忍びないが、このままに無法地帯にして置く訳にはいかない。バツン、パツンと枝を切るハサミの感触が伝わってきて氣持ちがいい。こちらも無心になってパツン、パツンと切ってゆく。切った枝はその場で小さく折りたたんでビニール袋にぎゅうぎゅうと詰めてゆくが、70ℓの大きなビニール袋がすぐに満杯になってしまった。その頃にはじんわり背中やお腹の辺りに汗を感じて、さっきの雑草を抜く作業とハサミで、手の親指の付け根辺りがこわばってきた。

さて、どこまでやるか考えどころだが、無理をしても仕方ない。作業をやめて、ふとお庭を見渡すと…無法地帯に少しスペースが出来て、空氣の通りが良くなって氣持ちいい。まぁ、今日はこんなところで残りはまた明日かな。

とは言え…まだ五分の一しか終わっていない。(汗)明日天氣になぁれ。

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