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【氣持ちいい体験♡】

昨日より準備万端整えて、音読道場@さいたま支部の「体験会」当日を迎えた。お天氣も良好、爽やかな秋晴れだ。会場に着いて、共同主催者の旬子さんと、机のレイアウトを変えたり、ホワイトボードにレジュメを書いたり、看板を出したりと参加者をお迎えする準備をしながら、喉の準備体操がてら、「母音」の発声練習をしていた。いつものように発声は最大限大きな声を出して行っていると…一人の女性が訝しげな顔をして、入口の扉のガラスの部分からこちらを覗いている。参加者のお一人かと思い、どうぞこちらへと招き入れようとすると、「いえ、隣りの部屋で講義をしている者です。声がよく聞こえて来たので、扉が開いているのか確認しに来ました。」と迷惑そうな表情でおっしゃる。「それは申し訳ありません。氣を付けます。」と謝ってお戻りいただく。

旬子さんと顔を見合わせ、「今日は、あまり大きな声ではできないね。仕方ないね。」と出鼻をくじかれたようなアクシデントに残念な氣持ちにるなる。

程なくすると、参加者のお二人がいらっしゃり、時間通り「体験会」を始めた。本来は最大限、大きな声を出して頂くのだが、本日は斯く斯く然然あまり大きな声が出せないので、家でやる時は今日の100倍の大きな声でやるイメージでお願いしますと最初にお伝えする。

そして、簡単な自己紹介や、なぜ日本語音読、古典音読が大切なのか、その魅力と可能性などをお伝えした後に、実践編へと移った。「母音」「子音」の口の開け方や、発声方法を一緒にやってみる。が、隣りの部屋が氣になって、どうしても遠慮がちな発声になってしまう。参加者の方々も氣が氣でないご様子。それでも、一音一音、こんなに氣を付けてはっきりと発声をしたことがないので、とても楽しいと言ってくださった。何だか申し訳ないなぁと思いながらやっていると、聡明な旬子さんが機転を利かせて、「お隣の部屋が空いているので、隣りの部屋に移っていいかどうか、受付に掛け合ってみます。」と言って、私たちが「子音」の練習をしている間に掛け合ってくれた。

幸運なことに、隣りの部屋に移っても問題ないとの回答をもらって、パタパタとみんなで素早く移動した。さあ、ここからは最大限の声で発声が出来る!
私たち指導者も大きな声でやってみせ、響きを感じてもらいながら、みんなでカタカムナの音読をする。参加者のお二人とも飲み込みがはやく、だんだんとみんなの響きが揃ってくるのが分かる。響きが揃ってくると何とも氣持ち良い。この感覚を捉えて頂く為の「体験会」だ。

顔の筋肉をよく動かし、腹筋を使って呼吸も深くなる。自分達が放った氣持ちの良い響き(振動)で、身体全体が整ってゆく感覚だ。やってみてどうでしたか?と感想を尋ねると、「こんなに大きな声を出したのは久しぶりで、すごく氣持ちがいい!」「楽しかった!」と嬉しい言葉を頂けた。確かにこのコロナ騒動で、ますます声を出す機会が少なくなっているので、声を出す快感はなおさら格別なものとなっていると思う。

参加者お二人と日本語音読指導者の旬子さん

そして、嬉しいことにお二人共、この体験を深めて行きたいと言ってくださるではないか!
こんな嬉しいことはない!!
旬子さんと一生懸命作成したリーフレットも功を奏した。昨日、ギリギリまで頑張った甲斐があった。次回の予約を承り、「体験会」が終了した。

リピーター方々へ古典の楽しさや、日本語の素晴らしさを伝えていく次のステージへの道筋がついた。さぁ、またここから旬子さんと私の新たな挑戦が始まる。

午後は、さいたま市内で開催されている「みどりの学び舎』のマルシェに旬子さんとお邪魔した。ハーブの学校をやっていらっしゃる方が運営されていて、ハーブやアロマテラピーなどの植物療法、また食や健康等について学び集う場所としてご自宅を解放されている。旬子さんが先に繋がってくださり、学び舎の主催者の方がカタカムナ音読法に興味を示していらっしゃるとのことで、私も一緒にマルシェに行くこととなった。集っている方々は、みなさん様々なことをされている魅力的な人ばかりで、とても居心地が良く、よい刺激をたくさん頂いた。カタカムナ音読法に興味を持ってくださるとは本当に有り難い。

いろいろやってみて「日本語音読」と相性がいいのは、自然農、よもぎ蒸し、ヘナ染、自然食、ハーブ、アロマテラピーなど、食や健康に興味のある人たちで、ノーマスク、ノーワクチン派の人が多いようだ。面白い。

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