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【靈止(ヒト)♡】

以前、「古事記」を学ばせて頂いた先生から、人を『靈止』と書くことを教わった。

『靈』は『霊』の旧字体だ。祈りの言葉を並べて雨乞いをする巫女を表している。

やまと言葉では、「雨(あめ)」と「天(あめ)」は同じ意味と解釈するので、天から降りてきた神聖な雫を3つの口、人、物、事が受け取り、そこに祈りで繋がる巫(みこ)が加わり『靈』となり、自然界、天(あめ)の見えない力が、ものに宿り、命の実体(エネルギー)を表しているとのこと。

やまとの言葉で、『靈』はこの世の全ての源であることを表している。

「靈、光、火、日、陽(ヒ)」が表すものは、根源のエネルギーであり、その見えない命のエネルギーが形(肉体)へ止まったのものを、やまと言葉では「人(ヒト)」と名付けたというのだ。

『人』という言葉にこんなに深い意味がある事を知り、初めて聴いた時はとても驚いた。

なので、私たちの本質とは、「靈、光、火、日、陽(ヒ)」のエネルギーをこの肉体を使って表すことにあると。

さて、そう言われても…どんなことをすればいいのか、具体的にどういうことなのかよく分からなかった。すると、先生はこんな質問を投げかけられた。

「もしあなたが会社の社長で、例えば、筆記試験の結果はほぼ同じ人たちの中から面接をして人を雇うとしたら、どんな人を雇いたいかしら?」

一緒に学んでいた人たちから、いろんな答えがで出てくる。

明るい人、挨拶のできる人、素直な人、思いやりのある人、正直な人、優しい人、笑顔が素敵な人、元氣で朗らかな人、清潔な人、ユーモアのある人、誠実な人…

「そうですね。その人が居ると職場が明るくなって、みんなが氣持ちよく働けるようなそんな人を雇いたいでしょう。」

「人として一番大切な自分の中にある神聖なエネルギーを優しさ、思いやり、素直、元氣、潔さ、清らかさ、誠実さ、明るさと表してきたのが日本人です。」とおっしゃった。

なるほど。シンプルで分かりやすいが、これを日々実践して、「人」としての本質を生きるのは中々大変なことだなぁと思う。

先生は、人としてどう生きるか?「古事記」を通して、一番の芯の部分をわかりやすい言葉で優しく説いてくださり、また、自ら実践され、その在り方から指し示してくださる素晴らしい方でいらっしゃる。心から尊敬している方のお一人だ。

今日は、今野華都子先生のお誕生日。どなたかが、先生の素敵な動画をFacebookに投稿していた。動画を拝見して、改めて人としてのあり方を学ばせてもらい、氣が引き締まる。

華都子先生、お誕生日おめでとうございます。
いつもありがとうございます。どうぞいつまでお元氣で長生きしてください💕

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