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【さくら咲く♡】
今日の音読道場の体験会は、桜の花が咲いたような華やかな雰囲氣だった。「春になると、ピンク色の服を着たくなりますね。」と、体験会の参加者の女性と旬子さんの装いが濃淡のピンク色で重なり、パッとお花が咲いたようだった。
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参加者のSさんは、染色家であり、お料理研究家でもあり、感性を磨きに磨いてきた素敵な女性だ。体験会は、いつもお互いの軽い自己紹介から始まるのだが…お話するうちに、共通点や、共感するところが盛りだくさんで、なかなか終わらない。(笑)途中、時間が氣になったのだが、なぜかこの時間がとっても大事なものだと思い、そのまま流れに身を任せた。
うん十年も歳を重ねてきた女たちの半生は三人三様、それなりに経験が積まれ、マワリテメグル想いは、自然と次の世代へ何を伝えていくかに繋がってゆく。自分の子どもが居ても居なくても、母性を持つ女性は、やはり若い生命(いのち)を慈しみ、守り、育むお役目がある。
お互いの立場は違っていても、共感すること頻り×二乗。深いところで想いを共有できた、まん丸お月様のように静かで満たされた時間となった。
その状態から音読の体験へ。いつものように「母音」と「子音」の発声と、カタカムナ5首6首の音読をひと通りやった。「母音」が心地よく共鳴して、部屋中に響いているのがスカッと氣持ち良い。きっと、いつもより深〜いところで三人の意識が合っていたからだろう。
自己紹介が長引いた分、予定より時間が伸びて、終わりがバタバタと慌ただしくなってしまったが、それでも、心地よい余韻がじんわりと残った、こういう体験会もありかと思った。
ただ、次に控えていた「大人のための深める音読」の生徒さんを少しお待たせしてまったのは、大変申し訳なかったことだが、優しい理解のある方だったので助けられた。有難いことだ。T^T