僕の作曲道 2019
僕の作曲方法
僕がギターを始めたのは、中学2年生の頃です。女の子にモテたい一心で練習に励み、その初心は12年続いています。
作詞、作曲に興味を持ったのはギターを初めて3ヶ月くらいのことで、まだコードを弾いて歌うのが精一杯でしたが、"いつかオリジナルの曲を作ってみたい"なあと思っていました。
その夢は数年後に叶い、オリジナル曲を作ることに成功します。
これまで沢山の方のオリジナル曲を聴き、作り、勉強してきた一方で、いつも気になっていたのが、"他の人はどうやって曲を作っているか"についてです。
曲の作り方は、どのアーティストによっても異なり、多様で、作曲者にとってはとても興味深いテーマです。
これまでの僕の作曲活動を振り返ると、完成させた曲の中でも、曲によって作り方が違っていることに気づきました。
僕がこれまでどんな作詞、作曲方法を試してきたのかを紹介しながら振り返り、分析することで、今後の作曲活動に役立てていきます。
作詞、作曲の経験
僕は12年もの長い時間を音楽と付き合ってきましたが、いまだにオリジナル曲は10曲程度しかありません。
少ない経験の紹介ではありますが、これから作曲を始めたい人、作曲をしている人にとっては興味のあるテーマかもしれません。
僕の作曲活動を振り返ると、浮かんできたメロディや詞がスラスラと曲にうつせる時もあれば、何日もかけて一生懸命作った曲もあります。どれだけやっても完成しないこともあります。むしろ完成しなかったことのほうが多いかもしれません。
それでも作曲活動をしたいと思えるのは、聴いてくれた方からの反応がとても気持ちいいからです。
自分の感性や価値観を誰かに評価してもらうことは、刺激的でワクワクするものです。
作曲
僕が作る曲は歌詞とメロディがある曲なので、ポップスを土台に進めていきます。
ポップスには歌詞とメロディがあり、メロディに合わせて歌詞を歌うことで成り立っています。
アイデアの起点は人それぞれに違いがあり、僕はこれまで、歌詞を先に作る人、メロディを先に作る人、詞と曲を同時に作る人など、様々な人に出会いました。
その中で僕が試したことのある作曲方法について振り返ります。
◾️詞先
歌詞を先に書き、後からメロディをつける作曲方法です。僕の作曲経験をもとに紹介していきます。
初作曲
僕が初めて作曲した「マグネット」は、高校生2年生の時に完成しました。浮かんでいたアイデアを歌詞にしてから、下校中の自転車で口ずさみ、メロディ乗せていったことを覚えています。
半分は自分の経験、半分は物語調にすることで詞に浸かりながらも、客観的に詞を作ることができました。
思ったことを書く
僕の曲では、「風」「感謝」、「傍観者」「focus」が当てはまります。
どの曲もとにかく伝えたい一心で先に詞を完成させてから、メロディをはめていきました。
これらの歌詞にメロディがハマるまでには時間を要し、メロディとの運命的な出会いが完成に繋がっていると思います。
具体的には、時間さえあれば歌詞を口ずさみ、良いメロディが出てくるまで待つ、ということを繰り返しました。
自分の感性や素質を釣竿と例え、歌詞という餌をぶら下げて、海のように限りないメロディへ向けて投げ込み、自分の納得のいく成果をじっくり待つようなイメージです。
伝えたい言葉を無理に削ることなく等身大で伝えることができる作曲法です。
既存の曲を元に歌詞を作る
僕の曲では「夕焼け空」がこれにあたります。
この曲は、僕が好きな洋楽のアーティストの曲を"超拡大解釈して翻訳するイメージ"で、英語を聴きながら日本語の歌詞を作り、歌詞にあったメロディを乗せるようにして完成しました。
邦楽の場合は、好きな曲のメロディに合わせて新しく自分の歌詞を乗せていきます。
この方法は初めて作詞をトライする人や、作詞の方法がわからない人にとっては取り組みやすい方法です。
◾️曲先
メロディを先に決め、歌詞を乗せていく作曲方法です。僕が曲先で作った曲を紹介します。
ボイスメモに録音したメロディに歌詞をつけていく
僕の曲では「渚」が当てはまります。
頭の中で"良いな"と思ったメロディを忘れないうちにボイスメモに録音し、何度も聴きながら歌詞を当てはめていく作曲方法です。
「渚」を作った時は、ボイスメモを何度も繰り返し聴き、メロディが持ってる性格や雰囲気を自分の中で定着させてから、歌詞を乗せました。
メロディのイメージに合わせて歌詞を書くことで、曲に一体感を出すことができます。
コードからメロディを導いて歌詞を乗せる
先にコードで曲の枠組みを作り、それからメロディを作る作曲方法です。楽器経験者には1番作りやすそうな作曲方法と思われますが、僕はこの作曲方法で完成させたことはありません。
僕は曲のコード進行を決めてしまうと、作ったメロディが知ってる曲に似てしまい、それが嫌になって途中で断念することが何度もありました。
◾️詞、曲同時進行
同時に浮かんだ歌詞とメロディと曲のイメージを広げて完成させる作曲方法です。
これこそまさに"降ってきた"人の作曲方法です。
作曲をしている人は一度は経験したことがあると思います。
僕の曲では、「鬱陶」「初恋サイダー」「さよならの空」「それでいい」「time goes by」が当てはまります。
こんな歌作りたいなあというイメージから色んな言葉とメロディを口ずさみ、メロディと言葉が結びついたところから曲を広げていきます。
メロディと歌詞がしっかり結びついていると、フレーズがキャッチーになりやすく、曲の中で伝えたい部分がわかりやすいので、完成した時に他人が聴いてもわかりやすい曲になります。
振り返ってみて
これまでの経験をもとに僕の曲作りについて振り返ってみました。
詞先、曲先、同時進行と作り方は色々あり、毎度のように試行錯誤しながら作曲していたのを思い出します。
こうして過去の作曲について考えてみると、僕は詞先と同時進行の作り方が向いていることがわかりました。もちろん作曲数が少ないので統計を出すには少し早すぎますが、そういった傾向を見ることができます。
ここ最近、気合を入れて曲を作ろうとしても、途中で作り方がわからなくなってしまうことが多かったのですが、今回の自己分析で僕に合った作曲方法を知ることができた気がします。
まだ挑戦していない作曲方法が沢山あり、これをきっかけに新しい作曲法にも挑戦していきたいと思っています。
あとがき
自分の趣味が誰かのためになったりしないかなあと日々考えている、ぺーです。
自己分析を兼ねて、気になったことを文章にしています。
もっと上手に伝えたい、もっと上手に書きたいのですが、まだまだ文章力不足で四苦八苦しながら書いています。
とにかく今は書きたいことを書いて、見てくれた人が何か考えるきっかけになって、新しい刺激になって僕に返ってくるのを夢見ています。
書きたいことはまだまだ沢山あるので、地道に形に出来たらと思っています。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
応援いつもありがとうございます。
また次のテーマでお会いしましょう。
それでは