日常に堕することなく?
日常に慣れてしまうことなく、新鮮な驚きに満ちた毎日を送りたい――
などというタテマエを素で生きるしゅぱっつは、一週間ほどある都市に滞在し、毎日同じ場所に通っております。
私は空前絶後の方向音痴なのですが、1日目は驚くべきことに問題なく目的地に到着。
2日目、24時間以内に往復で二度訪れた(はずの)駅なのに、まったく見覚えがない。なんと、新鮮なのでしょう。しーらない街ァァちを歩いてみーたぁぁい、どぉこか遠くへ行きぃたぁい。いや、今日は知らない街でなくていい。目的地に行きぃたぁい。
違う駅に降りてしまったのだろうか。いや、駅名は同じだ。
乗り換え連絡通路を半信半疑の状態でフワフワ歩いているうちに、突如、記憶が蘇る。ああ、ここ、知っている。そういえば昨日通ったわ。(いや、わざわざ言わなくても、通っている。複数回。)
新鮮な毎日というのは、本当にいいものなのでしょうか。
また、世間では断捨離というものが評価されているようですが、記憶の断捨離力が高すぎるのはいかがなものでしょうか。
プラスとプラスでマイナス、のような感じですね。虚数でしょうか。
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