レイラインの目覚めー創造の時代のはじまり
私たちはいま歴史の踊り場にいる。踊り場にいて右往左往していてはいけない。その背景にどんな時代のうねりがあるのか? 2021年といういまは意識の力を開発する猶予期間が与えられている年なのだ。
Dr.Shu
外で起きる状況は幻
心の在り方を中心に、2020年、2121年の一連の流れを振り返りつつ、2022年を展望してみたいと思います。
まず最初に、人の目の網膜には色を感知する細胞がありますが、そもそも赤、緑、青の3種類しか認識できません。(3色型色覚)
ところが私たちは虹の7色を感じ取ることができます。それは、実は赤、緑、青以外の色は、脳の中で勝手に作り出している自分の反応に過ぎないということです。
心の反応が重要
よく考えてみると、自分の外で何が起きているのかというよりは、自分の心の反応の在り方の方がとても重要だということです。
眼というのは、外の世界を感知するのに非常に大きな領域を使いますが、その眼ですら大半は脳が作り出している幻想に過ぎません。
自分はどんなときに喜んだり、怒ったり、楽しくなったり、悲しくなったりと、心の反応の方が重要だということに2020年は気がつきました。
外の世界を創り変える自分
そうすると2021年のテーマは何でしょうか?
私たちはどんなときに喜んだり悲しんだりするかよりも、そもそも外の状況にとらわれない自分をつくりたい。外で何か起きようと変わらない自分をつくりたいと思いはじめました。
したがって2022年は、どんな風に人の心が変わっていくかというと、外で何か起きるか? という受身的な生き方ではなく、自分の方からアグレッシブに、自分の気持ちや感情、あるいは外の世界を創り変えていく、創造の時代がはじまる、のではないでしょうか。
外の緊張から内の穏やかさへ
創造の時代において、脳の機能の中で重要なのは、側頭葉と呼ばれる部分の海馬と扁桃体です。
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私たちは新しいことを考えようとしても、過去の記憶や感情が邪魔をしたりします。その過去の記憶や感情は、海馬や扁桃体に宿っています。身体活動のアクセルであり潤滑油の働きをしているのが脳下垂体です。
私たちが今まで主として使ってきたのが、ドーパミンやノルアドレナリンという緊張する働きのホルモンですが、今からは、感情の領域を司る扁桃体、気持ちを穏やかにする働きを持つセロトニンが重要になるでしょう。
自分に向かうホルモン
今までは他者との関係、会社においても周囲からどう評価されるか?という他者評価が重要でした。例えばプレゼンテーションのような、自分の考えを上手に伝えることなどです。
しかし、セロトニンは気持ちをやわらげる働き、それは自分に向かうホルモンです。ドーパミンやノルアドレナリンは外に向かうホルモンです。セロトニンは自分の気持ちを落ち着ける、つまり自分が相手です。
2020年以降の重要なホルモンは、自分がどうするか? 自分に向かってどう働きかけていくか? 自己評価、あるいは他者に伝えるのではなく、自分に伝えることが必要となります。
眼差しを自分に向ける。
方向性を自分にしっかり定める。
自分軸を作る松果体
そういった観点から言うと、セロトニンを直接放出しているのは松果体ですが、松果体は磁力に反応します。
船や飛行機が磁力の方向を目安として方向性を決めるように、松果体の働きというのは自分の軸を作ります。
これから重要なのは、この松果体の働きです。
松果体に向かって働きかける言葉は、自分で自分を勇気付ける言葉です。
「大丈だよ、できるよ」という言葉の習慣、そして生活の習慣が大切です。
それは自分を呼び覚ましていくことになります。
氣を感じていたリーダーたち
今は誰もがzoomを使って会話をしますが、リアルに話す時とは感覚が違いますね。
zoomで会議を開いてもその場の雰囲気を読むことは非常に難しい。それによって大企業の多くのリーダー(管理者)の方々が悩んでいらっしゃる。
今まではその場の雰囲気で部下を取りまとめてきた。しかしzoomだとつかみどころがない会議となる。社員は画面上で表情だけ作っておけばいいかもしれないけれど、リーダーは全体を把握する必要がある。
よく考えると、リーダーたちはリアルの場面において、全体を知性で把握していたのではなく雰囲気で把握(察知)していた。
リーダーシップというのは、実は場の雰囲気や気というものや以心伝心などの第六感を、リアルの場でたくさん使っていたことに気がついたわけです。
自らに語りかけること
そしてリアルが不可能になったときに、果たしてオンライン上だけで相手の気持ちを把握できるかというと、結構難しい、皆さんそれで悩んでいます。
僕は、その解決策は一つしか無いと思っています。
それは、リーダーたちはPCの画面に向かって部下に語りかけるけれど、実はリーダーが自分自身に向かって語りかけなければ通じない。
精神力で勝負する時代
今は非常に大きな、時代の転換期に来ています。
必ずしも今までの仕事や習慣が崩れていくと解釈する必要はありません。
新たな時代がはじまる。
意識の時代がはじまる。
精神力で勝負する時代が目の前に来ていることを暗示しています。
リーダーたちが自分自身に向かって語りかけるということは、非科学的とされている氣の力が見直される絶好のチャンスです。
ではその氣や精神力はどこから来るのか?
それは自分の中から湧き出してくるもの、自分の中から溢れてくるエネルギーです。
そのエネルギーでオンライン上で話す。まさにそういう時代が来ています。
そうすると、自分の中のエネルギーに火をつける必要があります。自分の中のエネルギーに火をつけるということは、自分が素晴らしいと思っていることをセルフトークすること。
今までのようにリアルに百人や千人が目の前にいたら、その場の雰囲気を読むことができます。
しかし不特定多数の人がオンラインを通じて見ていたら、もはや一人ひとりを思い浮かべるなんてことは不可能に近い。
歌手の松任谷由実さんは、コンサートのときに観客席がひとつのオーラのうねりになっていると表現をしていましたが、それもリアルだから感じられることです。
歴史の踊り場にいる私たち
実は私たちは今までも第六感や意識の力や場の力を無意識に使っていました。
それは、自分の中から溢れていたものだったと気づかせてくれる、歴史的な大きなターニングポイントが、今のコロナ騒動ではないでしょうか。
したがって今から重要なことは、2022年以降は意識の力を身につけた人から新たな旅立ちがはじまります。
新たな仕事につく方もいるでしょう。
今までのやり方をすっかり変える方もいるでしょう。
私たちは今、歴史の踊り場にいます。踊り場にいて、右往左往していてはいけません。
その背景にどんな時代のうねりがあるのか?
2021年という今は、自分力、意識力、Conscious powerという意識の力を開発する猶予期間が与えられている年です。
その間に自分に向かってセルフトークをすることが重要です。
古典力学から量子力学へ
物理学の世界では、古典力学というのは、「人というのはなかなか変わらない」という慣性の法則として言われますが、ところが、もしかしたら一瞬で変わるかもしれないというのが量子力学の世界です。
これから残りの2021年は、朝起きたら昨日と違う自分を発見しよう。
昨日までの自分はいない、朝起きたら全く新しい波動とオーラをまとってこの世に生まれてきた。
日に日に新たに生きること。
今日の自分は違う。
今日の他人は違う。
昨日他人にひどいことを言われたからと、その固定概念で相手を見たら、それは古典力学の世界で遊んでいるということになります。
昨日までの他人の波動は昨日で無くなった。
今日は違う側面が出るだろうと思ってそれを観測すること。
どんな時代も、少しずつ良くなっていくと信じることは、とても重要な意識の持ち方です。
レイラインの目覚め
この度の熱海で起きた大規模な土石流災害では、大変多くの方々が被害に見舞われ、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
僕は災害が起きたときにやることは、その場所の近辺にある神社と御祭神を調べ、その意味を問うことです。
この度土石流が発生した場所の近辺にある伊豆山神社からは、富士山、分杭峠、白山へと繋がるレイラインが存在します。
今回の災害をきっかけとして、このレイラインの目覚めが始まるのでは?
と思われます。
伊豆山神社の御祭神は、天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)。
その子どもである瓊瓊杵尊は天孫降臨をしてやがて日本の礎をつくった。
天之忍穂耳命はゆずる神様であること。
そしてその場所から石川県の白山に向かうレイライン上にあるのは富士山、分杭峠です。分杭峠はゼロ磁場でイーブン(同点引き分け、公平、仲直り)になる場所であること。
白山の菊理姫様はイザナギノミコトとイザナミノミコトの仲裁をした神様であること。
このレイラインから読みとれるのは、勝者もなければ敗者もないクリアな状態であることです。
クリアにすることによって、他人にとらわれていた気持ちが、はじめて自分に立ち返ることが可能になるのです。
意識の転換点がやってくる予兆
2021年は、これから人類が大きな飛躍をするかどうかの非常に重要なターニングポイントであること。
この1年は歴史上百年あるいは千年に匹敵するほどの意識の転換点がやってくる予兆であること。
自分に向かって語りかける
自分の内なる声に耳を傾ける
自分の感じ方に気を配る
そうすることで、2022年は個人にとっても人類にとっても、輝かしい未来になると確信しています。
2021年7月 Dr.Shu 五島秀一
撮影協力:足立療術院 カバー画像:majolica