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DNAと氣の原理
精神とは何か?
精神が直接モノに働きかけたなら、その精神が浄化されていなければ、
モノが混乱してしまうだろう。
神は、精神が直接モノに働きかけないよう、工夫をこらしたと思われる。
すなわち、精神とモノの間に架け橋を作ったのだ。
この架け橋を「氣」と呼ぶ。
すると、「氣の原理」が解明されなければならない。
氣の原理とは、氣のあり方、氣の働き方の2つである。
氣のあり方
氣はモノか、精神か?
モノとは、何か?
モノには質量がある。
質量とは力を加えた時に動きに抗ってとどまろうとする働きである。
氣を出している時に、この氣にモノを横切らせて力を加えても、氣はビクともしない。
よって、氣には質量がない。
すなわち、氣はモノではない。
では氣は精神か?
精神が、たとえば「胃の調子がよくなれ」と念じても、直ちに胃の調子がよくなるわけではない。
従って、氣は精神ではない。
氣は精神とモノを連絡交通する媒体なのだ。
氣の働き方
氣は、基本的に直進する。
腕も足もまっすぐに、伸びやかに伸び、背骨もまっすぐに伸びれば、氣は流れやすい。
物理学においては、光が特別視されている、
光が空間の形にそって直進するという事実は、「光が神の氣の現れ」といえる。
しかしまた、この氣は直進する以外に、実に不思議な働きをする。
この新たな氣の働き方の中に、個人が自己修養をすることで、個人の運命のみならず、自己を取り巻く人々の運命、さらには、国家、地球の運命をも変化させ得る可能性を見出す。
ホモロジーの原理
その新たな働き方とは、「ホモロジーの原理」である。
この用語はもともと数学の用語であるが、人生哲学に置き換えると、
形のよく似たもの同士の間には、
•コミュニケーションが成り立つ
•力の影響パターンが似てくる
という、原理である。
たとえば、能力者が過去の自分とコミュニケーションをとった、という話がある。
これは、過去の自分を連続的に変化させたものが、現在の自分であるから、過去の自分と現在の自分は、「同相」つまり、形が似ているとみなされるから、コミュニケーションが可能なのだ。
成功者のマネをすると成功する、というのは、成功者の影響パターンが自分にのりうつってくる、ということだ。
DNAが出す氣
気がモノに直接働きかけるという可能性は、1995年、ロシアの量子物理学者、ウラジミール ポポニン(vladimir poponin)の「DNAファントム効果」の実験に見ることができる。
そこでは、完全に空気を抜いたガラス管の中に人間のDNAを置くと、光子が特定の周波数分布を示すようになると報告されている。
宇宙の普遍的な光子に、「DNAが出す氣」が作用したとなれば、物質に直接氣が働く証拠となるだろう。
2024年7月 Dr.Shu 五島秀一
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