いまなお燃える命【不死身のエターナルパワー】
はい
ゆったりと息を吸って
ゆったりと吐く
風はどこからともなく吹き
そなたの鼻腔を通じて肺に入り
あなたのからだを経由して
そして再び出ていく
それは再び風となる
風は偉大なるかな
住むところを知らず
住む目的を知らず
常にどこからともなく吹き
どこへともなく吹いていく
人がいつの日か本当にこの風とともになることができたら
どれだけ軽やかにこの人生を送ることができようか。
つかず離れず吹く風よ
気がつけばここは幕末。
長崎奉行の支配する浦上天主堂の近く。
いつも、坂道を駆け上がったところに家があり、そこから海を見つめたり、空を見つめて過ごしました。
初めは両親は素朴な仏教徒でしたが、どうも仏というものを身近に感じることができず、生きてる人間に語りかけてくださるように思えず、もっと新鮮に身近な形で語りかけてくださる宗教はないものか?
そんな時に触れたのがキリスト教でした。
キリスト教では、キリストという存在は自分の内側、すなわち信念の中にもある、肉体の中にもあり、自然界にも満ち満ちていると。
そこへいきますと仏教の教えは、決められた作法に従って、決められた場所に行って読経する。
いかにもキリスト教の方が、普遍的で、自分のすぐそばにいてくださるようで、これを一生の心の支えにしようと思っていました。
とりわけあなたの父親は、熱心な隠れキリシタンでした。
さて、そうした素朴なキリスト信者を、当時の幕府は許すことがありませんでした。
一人残らず信者を捕まえて、石の上に座らせて水をかけ、鞭で打ったりして過酷な処罰を与えました。
言い分はこうでした。
当時の幕府にとっては、キリスト教というのはとても危険な思想でした。
なぜならば徳川家という大将軍はさておいて、その上に人がいるという思想ですから。
はっきり言えば当時の幕藩体制は、根こそぎ否定するようなもので、支配者にとってはまことに都合が悪かったのです。
信徒は次々と捉えられ、獄門刑によって次々と志を変えていきました。
ついに捕獲の手は、あなたの父親のうえにも及んできました。
父親はある日頭を下げて、あなたにこう言いました。
父親はそれから一月ほどして、獄中で死んでしまいました。
奉行の役人に捕らわれて、そう命じられました。
とは言え、何の不安もなかったわけではありません。
死という体験をしていませんので、死がどれほど怖いものかわかっていませんでした。
ここで信仰を捨てればいいのか?
それとも信仰を貫いて殺されるのか?
奉行はこうも言いました。
それから毎晩毎晩鞭打ちの刑を受けます。
冷たい水に入れられたり、石を投げられたり、鞭で打たれたりしました。
その辛い体験の中で、あなたは懸命にキリストに祈りを捧げます。
明日はおそらく鞭を打たれたら、目の玉が飛び出し、もはや食べ物をとることも水を飲むこともできますまい。
これ以上打たれたら、生きていくことはできない。
それにしても私の心はなんと不思議だろう。
ここまでひどいことをされても、信じる気持ちがなくならないとは。
その晩高熱が出て、まさに磔になったキリストがあなたにのり移ってきたのです。
キリストは苦しい息の下で、あなたにこう語りかけました。
さて、朝目が覚めた時、からだ中の傷が元のように癒えていたのである。
苦しいその極限の最中においても、生きんとするその自分の命を、ただそれのみを見つめ続けた。
奇蹟が起きたのだ。
いかなる時でも、あなたの中にある生き通しの力が、いかなる困難な環境においても今もなお生きようとしている。
矛盾に満ちたこの世の中で、いかに生活苦が襲おうと、将来の見通しが断たれようと、それでも生きようとするのが人の命の偉大さ。
現在のキリスト教は真髄を伝えておりません。
正しくは、「命の教え」でした。
あなたは、これから自分の人生において、この生きんとする素晴らしき命に、
それのみに意識を向けなさい。
さすれば、様々な職業、立場の人に勇気を与え、失われつつあった人々の生活に、彩りと勢いを再び吹き込むことができる。
今の時代に必要なのは物ではありません。
インスパイアされた活力そのもの。
命は、現在進行形でいまなお燃えている。
アバ アボン
オン ジーザスクライスト
いかなる時も、命の海を見よ
この命に心の焦点を当わせた時、太古の時代より秘められし、
不滅の力がよみがえる。
すなわち、不死身のエターナルパワーがよみがえる。
再び、息を吸う
永遠を吸って永遠を吐きなさい。
不死身の命と一つとなり、命の扉を我がうちに感知し、
あなたは命そのものとなり、「命の道」を歩むなり。
光の柱を立て
はい
ゆっくり息を吸って
ゆっくり吐く
もう一度
ゆっくり息を吸って
ゆっくり吐く
ゆっくり目を開けて
2023年9月
アロマタマシイヒーリング(記憶と香り)
Dr.Shu五島秀一(&SAIKO)
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