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けやきウインドアンサンブル第22回定期演奏会

6/23(日)に指揮をさせて頂いているけやきウインドアンサンブルの定期演奏会がありました。お手伝い下さった全ての方々と団員の皆様に感謝申し上げます。

私の曲は少ないリハーサル回数でしたが、ご努力下さった団員の皆様のおかげで無事に終えることができました。本当にありがとうございました。


今回のけやきウインドの定期演奏会は少し特別なものでした。

創立20周年のけやきウインドアンサンブルと音楽監督である松田恵次先生がけやきと共に一緒に歩んできた軌跡を表したプログラムでした。
松田先生がいなかったらけやきは産声をあげていなかっただろうし、今回のように20年もバンドが続いてなかったのではないのかと感じます。

私の出身地である、千葉県我孫子市の吹奏楽を築き上げた立役者の一人が松田先生。


私の松田先生との思い出は…。

・中学生の時、コンクールの目前の時に体育館で練習してると…ふと現れた松田先生。指揮台に立ち「もう一回最初からやってみようか」と仰り、その瞬間に何故か音が変わる…。
不思議な現象で魔法使いのような先生でした。中学生の和久井少年でもわかるくらいの変化でした。

・私がけやきで指揮をするようになり、2019年の冬の演奏会。
終演後に松田先生が楽屋に来られての一言「和久井くん、けやき良い音になったね」と言われ嬉しかったこと。

・けやきの練習中「近くを通ったら、音が聴こえたから自転車停めて寄っちゃった」とお茶目な先生。(緊張した笑)

松田先生が沢山残された素晴らしい功績を我々の世代が引き継ぎ、我孫子の吹奏楽をこれからも残して発展させたい。と改めて思った演奏会でした。
育った我孫子で大好きな吹奏楽を出来るのはとても幸せな事です。

これからもけやきウインドの為に微力ながらお手伝い出来たらとても嬉しく思います。

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どんどん吹奏楽が学校現場から消えつつあります。

吹奏楽をやりたい人が増えるように我々のような学校部活動の吹奏楽で育った人たちが、次の世代に大人になっても続けている姿を発信するのはとても大切な事だと感じています。

部活動で得た成功体験や楽しかった思い出を胸に、大人になっても続けてステージに立つ。こんなに素敵なことは無いと思います。


そして、縮小した部活動の受け皿に一般吹奏楽団がなるかもしれません。
大人の頑張っている姿に感化され、吹奏楽に興味を持ってもらい、子どもと大人の二世代で一緒に演奏をする日も来るかもしれません。

私自身、なんとなく始めた吹奏楽がスキの気持ちになり、今はそれを仕事にしています。


目まぐるしく変わる吹奏楽の現場。

現場や社会のニーズに敏感になり、その場で適切な指導を出来る指導者になることが目標です。

どの時代でも「吹奏楽」を通したコミュニケーションを大切にし、吹奏楽という音楽としての文化を絶やすさずに発展させていけるような指導者になりたいと思っています。



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