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脚本家・プロデューサー黄金時代の幕開け@コンテンツ東京2020

おはようございます!

今日はコンテンツ東京2020の2日目、

ブシロード木谷さん
お笑い芸人・絵本作家の西野さん
NewsPicks佐々木さん


このお三方のトークセッション内容をまとめます。


■これらから仕掛ける最新作のポイント

◎ブシロード→D4DJ

【作品のポイント】①世界展開を意識した→「音楽」「DJ」「外国語」
②カバー曲を使いこども~大人までをターゲットに
③ユニットや登場人物の多さ・拡張性


Q.DJを題材にしたきっかけは?

F1レースは、レース後のライブが大盛り上がりする。
その中の出演者にThe Chainsmokers
曲を鳴らした瞬間に
子ども〜大人まで全員が盛り上がっている姿を
見たから。

「次はDJだ!」と思った。

主人公「リンク」の名前に込められた想い
→世界中の人が子どもから大人までつながるような世の中になるように。いカバー曲が120曲ほど入り、70-2000年代の曲も含まれているため、
⭐それぞれにとっての「あの曲」が流れるような構成。
⭐吹き替え・13言語の字幕の充実→世界に伝える。
(下の世界にむけて・・・に詳しく記載。)


Q.日本がコンテンツを生み出せる理由は?┗「歴史の長さ」→素材に選ぶ選択肢が多いこと。

(エピソード)
インドネシアのキャラでカードゲームしてくださいと依頼を受けたことがあったが独立してすぐだから歴史を辿っても、挙げる人物や題材が不足していた。(例)独立の英雄etc.→少なすぎて題材にしにくい。

⇄一方で。
日本は歴史の長さがあるからこそ生み出せるコンテンツが有る。
(例)大河ドラマ

・経済力や言語の使用人口を言い訳にしない。
→実際、韓国は人口や言語の使用者数に関係なくコンテンツが伸びている。

⭐日本はこのままだと他の国のコンテンツを借りるだけの国になる。

拡張性・横展開しやすい作品
┗4人ユニット6チームの構成にしている。
(理由)CD、アプリを作る時に「数」を出すしかない。
┗メリットとしてはみんなで楽しく盛り上がりましょうっていう楽しみ方。


【参考】

誰しもが聴いたことある、あの曲。再生回数は25億。
実際のF1の映像。

◎西野さん→えんとつ町のプペル

【作品のポイント】❶意味変が重要→ギフトにすると「1人1つ」が「1人何冊も」! ❷メイキングがメインコンテンツに!

意味変が重要。
98年のCDが売れた。
音楽を聞くCD ⇄ ラックにCDっておしゃれ!(インテリア)
┗意味を追加して価値を増やしている。

(例)
・ビックリマンチョコ ⇄ シール、
・AKBのCD ⇄ 握手券・選挙券
・お土産化する→個展会場でお土産として売る。
・最近デカかったのは「ギフトとしての絵本」

【エピソード】
去年の12月のフィリピンの子どもたちに絵本プレゼントのクラファンをしたらすぐ集まった。
┗Why:みんな、送りたい!認められたい!
→もので溢れた時代で1番喜ばれるのはギフト絵本(読み物)ギフトに意味が変わった瞬間1人1冊購入が、1人が何冊も購入するようになった。
→絵本をギフトとして贈れるサブスクを始めた。

❷メイキングがメインコンテンツに!

今私達は、完成した東京タワーしか見ることができない。
┗作るまでの過程はどうやっても見れない。

(例)
「あぁいよいよだねぇ…」「高くなってきた」「前はこんなだったのに」
→二度と見ることは出来ない。

完成品よりもメイキングの方が価値が高くなるはず。

映画のチケットはどんなにがんばっても1800円
┗チケットの料金を変更できない→その周りでマネタイズする。

(例)吉野家:
(フロントエンド)牛丼で人を呼ぶ。
(バックエンド)サイドメニューのポテサラで利益を出す。

フロントエンドは利益は出ないが、
バックエンドに利益が回る仕組みができる。
→メインコンテンツは無料メイキングは有料

Q.製作委員会を通さずに全部作る考えはなかった?
┗あります!
→サロンメンバー7万人になると年間12億になるので全部自分達で作って全部YOUTUBEで無料で出す。そのかわり、メイキングで儲ければいいや。
来年か再来年にはできると思う
┗ただ製作委員会は宣伝力があるから、今は製作委員会を使っている。

■コンテンツの作り手をあこがれの職業にするにはどうしたらいいか?

(原作者として正当な対価を作るにはどうしたらいいか)

(木谷さん)これまではお金を持っている人が強かった。
→今はスタジオから原作を持って、利益で潤い、韓国やアメリカのようなスタイルが増えてきている。

(西野さん)作品の売上で次回作を作るサイクルは良くない。
商品→ニーズや時代をみてつくるもの
作品→作りたいものをつくるもの
⭐️マーケティングの位置の違い。

売れなかったら次回作作れない。
┗(例)イケメンを集める!
→だんだん商品化してきてしまう。
┗自分は自分のオナニーを届けることにしか興味がない。
┗自分はやっぱり作品以外の売上で作品をを作る。

(例)聖地巡礼するくらいなら、聖地を押さえてしまえ。
・映画中の酒場で語り合うシーンを予めスナックCandyで再現
映画をみた人がスナックに来る→お酒・ツマミでお金が落ちる。
◎作品と制作を分けてしまうと取りこぼしが出てしまっている。

佐々木さん
「西野さんのように一人で原作から総指揮まで1人で全てやるのは再現性がないですよね?」
→西野さん「ないですねwww」

組織化して、システムをつくって、やる。
┗クリエイターファーストでビジネス面もしっかり
手伝ってくれる場があれば、いいですね!

■なぜ鬼滅の刃は、ヒットしたか?

┗ゼロイチの作家もすごい。追い風はコロナ。
┗大ヒット、成功の理由って、実際わからない。 
┗負けに不思議の負けなし。(by野村克也さん)
┗映画業界もビッグタイトルが軒並み引いた。撤退の中、10月の16日にいくぞ!って張ったからではないか。

Q.プペルはなぜこのご時世に張った?

西野さん:「白西野と黒西野の2人がいますね!」

白西野=時代との偶然の一致・希望の不足
→みんな下向いた夢も希望もないという設定がコロナとマッチした。
→元々は自身の自叙伝としてのスタートだった。
→みるお客さんは、コロナ渦のそれぞれの暮らしと照らし合わせながら見る。こんな中プペルは挑戦してる、もしかして頑張りゃいけんのかなって気持ちになるかなって。

黒西野=便乗!?
「鬼滅の刃」は当初3月公開→10月の延期した。
→東宝は大分打撃受けてるはず!間違いなく、大宣伝をして挽回・回収しにいくだろう。
→12月の映画の本予告は、
10月に流れるから鬼滅の刃に便乗したw

実は映画館に行く人って、
それまで、映画館に足を運んでいた人が
繰り返し足を運んでいて、新規の映画館に行く人は少ない。

→映画館の予開始前の予告は映画館に来る人達に広告効果が高い。
「そりゃ、鬼滅の刃の見に行く時、他の予告も目にするよな👀

狙っていること:鬼滅の刃超えたい!
┗ちゃんと挑んで、好きなものだからこそ王者には、
敬意をもって戦いを挑みたい。

■日本のコンテンツが世界に広がるには?

木谷さん=言語の充実

アニメ声優は英語が堪能な人を採用した。
┗そのまま声優は変わらず、配信時から英語吹き替えをすることができる。こういうとこから始めるしかなくて、スペイン語、英語、韓国語などの吹き替えも準備した。

東南アジアは華僑の人が5000万人いる。
┗英語圏かつ、中国語圏でもある。

西野さん=翻訳可能なもの・やらないことを決める。

┗踏んじゃいけないところ
・実写版の恋愛(肌の色もあり共感を得ない)
・貧困のテーマ→日本人の貧困は売りにしない。
・でも!!親子愛は共感の対象になる



■ここから3年の決意表明

木谷さん:ライブエンターテイメント全開でやる。
(新日本はアメリカでも定着している。)

西野さん:街を作る!
京都とかベネチアみたいな。映画から町を創った最初の1人になる!
(佐々木さんすかさず)ドキュメンタリーにしたら面白いかも!?
→やってください!!www

読んでいただき、
ありがとうございました。

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