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中小規模プロスポーツの集客ってこんな感じ③
過去振り返りシリーズ第3弾です。前回でお話ししましたが、来場者数にとんでもない目標が振られた際に思いつくのが本日のサムネに記載した「無料招待」でしょう。結構ここはチームや経営者の認識によって大きくやり方が変わってきます。多くのチームに共通するのは「情報を獲得する」「小中学生の招待」といったあたりの文脈です。今日はここら辺の認識とどうやって実施してきたかを振り返りたいと思います。
来場数を増やすなら戦略的に招待を使いたいと宣言
前のチームにいたときに、チームの代表の考えは基本的に小中学生を対象とした定番の招待の形(ここもスポンサーをついてもらっての実施をしていたので単純な招待よりはすごくいい仕組み)以外は積極的な招待は行わないという方針でした。というのも、招待をすると有料でチケットを買って来場しなくなるのではないかという"感覚"があるわけです。そう、感覚です。改めてスポーツチームの運営をしている人たちは第六感があるのでは?というくらい感覚で話してくれます(笑)。
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ここで、1年間やってきたデータを整理することにしました。Bリーグは良し悪し言われてますがBチケを利用していることで来場者データが確実に残り活用できるようになっています。昨年の定番招待のデータから、その人たちがどれくらい再来場につながっているかを調べてみたところ、招待した人たちの30%が再来場につながっていることがわかりました。これは子どもたちの招待がメインのデータになるのですが、大人は有料で来てくれています。子供1人に対し大人2人以上で来ることも多いわけで、来場料収入全体の20%につながっているわけです。このデータをもって無料招待というのは再来場につながる形がちゃんと作れていれば意味があるとお話ししました。
戦略的無料招待であればOK!
さて、ありがたいことに無料招待が悪という感覚だけの議論ではなくなったことで実施することができるようになりました。とはいえただのバラ撒きではいけないのは重々承知しています。そこで、年間の試合をギブアウェイなどで通常よりも来場者数強化するところ・何もしなくてもある程度の来場が見込めるところ・招待をしっかりかけてでも来場を作りに行くところというように分けていきました。ここも結構重要だったと思っていて、毎試合チームの運営としても全力で企画を回そうと思うと手も予算も足りません。ある程度の戦略的妥協も必要なわけです。その時に実施するのが戦略的招待です。
また明日!
いやー、書いていくと一瞬で1000文字超えますね~…。今日はまだまだ書けそうだったのですが、ここでやめておきます!毎日投稿をしていくというのが今回の目的の一つでもあるので!また明日もよろしくお願いします!