不意打ちを防ぐ難しさ
1月22日20時15分ごろ。
長野県の駅前で無差別殺人事件が発生か。
概要
↓
JR長野駅のバスロータリー付近でバスを待っていた男女3人が刺されました。
男性1人が死亡
男性1人は背中を刺されて重症
女性1人は背中の刺し傷や打撲で全治1週間
犯人は現在も逃走中。
現時点で犯人と被害者に面識があったかは確認されていない。
JR長野駅前で刺され1人死亡、2人けが 男が逃走、無差別に襲撃か
無差別殺人かどうかは今後の捜査によって判明するでしょう。
被害者たちの負傷部位はほぼ“背中”になっていることから、犯人は極めて冷静に反抗に及んだと思われます。
怨恨が原因だったのなら、激情のまま正面から襲いかかったり、執拗に攻撃を続けることが多い。
物を盗むこともしていないので強盗殺人の線も消える。
となると無差別殺人事件である可能性が高い、というのが私の考え。
無差別殺人のような事件は"経済的な不況“により、未来に希望が持てず、自暴自棄になった結果、犯行に及ぶという背景が多い。
中国で起きた無差別殺人事件も、その動機の多くは
経済不況+未来への絶望→社会への報復
と分析がされています。
以前、
「無差別事件を見ると怖い。刃物を持った相手に襲われたらどう対峙すればいいですか」
と聞かれました。
私は
「無差別事件に関しては、犯人は背後からいきなり襲いかかってくるため、不意打ちをいかに防ぐのか、という視点を持つ方が適切かと思います」
とお答えしました。
今回の事件を見ればまさにそう。
帰ろうとバスを待っている時に、いきなり後ろから刺してくる相手に対しては
“いかに戦うのか”
“いかに逃げるのか“
は不意打ちを防げた次の段階の選択肢です。
不意打ちを受けてしまうと致命傷になる可能性が高い。
ゆえに、まずはいかに不意打ちを防ぐのか。
これが非常に大事な視点だと思います。
私は晩年の過去の有名な武術家たちの言葉で、
“危険を早期に察知して事前に避ける”
“殺しにきた相手と友達になる”
のような話が残っているのは、精神的な理由もあるでしょう。
ただ実利として
“危険を予測したら避ける方が安全”
“恨まれると闇討ちをされてしまう”
という一面があったからだと考えています。
つまり
“不意打ちを防ぐことは極めて難しい”
ということです。
私もスパーリングをしたりと"正面戦闘"の稽古は積んでいますが、
"不意打ちをいかに防ぐのか"
はまた別物だと実感しています。
それはそれで別物の難しさがある。
警察官時代もよく注意するように言われていたのは"不意打ち"でした。
時代背景的にも無差別殺人事件は起こりやすいといえます。
だからこそ私たちは一人一人が身を守るための対策を講じていく必要があるのでしょう。
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