ベトナムでも闇バイト！？

世界各国の入国管理当局者が東京都内に集う国際会議があったようです。
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ベトナムでも闇バイト横行、タイでは90日ごとに出頭　世界の入管が不法滞在対策など議論
https://www.sankei.com/article/20241211-OPZF4OJ75VPEHDFFJRHSFTMQIU/

(一部抜粋)

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東南アジア諸国連合（ASEAN）では、正規の移民だけではなく、不法移民の数も増えているという。

「高給で簡単な仕事」などという誘い文句でだまし、サイバー空間での詐欺などに従事させる日本の闇バイトのような犯罪も横行しており、そうした犯罪に不法移民が加担していると明かした。
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不法移民は正規の仕事に就くことができません。

日本でもそうですが、正規の仕事に就けない人は犯罪をするか違法な手段を用いて就職するしか食べていく手段がない。

違法な手段の一例としては、偽装した身分証明書を裏ルートで購入することで就労しているパターンもあります。(ちなみに日本の話です)

不法移民と闇バイトは非常に相性がいいのでしょう。

この流れは現在の日本でもありそう。

と思って調べてみたら、すでに日本国内で事件が起きていました。

ベトナムにいる指示役がアプリを使い、日本にいるベトナム人を実行役として募集していたようです。

主に高値で売れる商品を万引きさせ、全国から集めて転売する窃盗団。
　
ベトナム人窃盗団の拠点一斉捜索　アプリで実行役募集、本国から指示―関東を中心に被害・警視庁など
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024112700606&g=soc

技能実習制度により日本に来てから行方不明になる外国人の数は多く、

2023年: 9,753人
2022年: 9,006人
2021年: 8,796人

が行方不明になっています。

その内訳で1番多いのがベトナム人です。

そもそも技能実習制度はかなり悪名高い制度と言われており、現代の奴隷制度とも言われるほとです(2024年6月に改正→育成就労制度)

技能実習生たちは、

「日本に行って働けばすぐに返済できる」
「日本に行けば仕事をしなくても月に決まったお金がもらえる」

と母国で騙されて、多額の借金を作って日本に来た人たちも多い。

そして酷い環境の中で数年間も働かされていたら逃げようとすることは仕方ないでしょう。

そこから耐えかねたベトナム人が失踪し、生きていくために犯罪に手を染める、という流れができてしまったのです。

一例ですが、最近起きたベトナム人の窃盗事件は

・銅線
・果物
・万引き
・自動車
・空き巣

などなど、多岐にわたります。

そして今まで日本の若者を実行役としていた闇バイトの指示役が、次はベトナム人などの失踪扱いになっている外国人を実行役にするかもしれません。

犯罪者たちは巧妙な手口で絡み取ろうとしてきます。

稼げると騙されて多額の借金を背負って技能実習生になるも、全く稼げないし、労働環境はきつい。

けど借金の返済と家族の仕送りもしないといけないから逃げられない。

こんな生活を続けていくと耐えられなくなり逃げる者が現れ始める。

一度逃げれば犯罪に手を染めるか、身分を偽装して働かないと生きていけない。

そこに「荷物を運ぶだけで数万円もらえる」となったら簡単に食いついてしまうでしょう。

経済的に厳しい者がいなくならない限り、形を変えながらも闇バイトがなくなることはないでしょうね。

ではそれに対し、私たちはどうするのかが問われる。

私の感覚ですが、海外は治安の悪い地域は密集しているので「ここに近づかなければ大丈夫」と言えるのですが、日本は“薄く広範囲に“、どこも微妙に治安が悪いと感じています。

平均的に悪化してる感じ。

犯罪が無くならないのなら、私たちが犯罪に敏感になり、適切な対策をする必要があるでしょうね。