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よもぎ と ドクダミ と スズメバチと
よもぎもドクダミも、種でも地下茎でも増えて厄介者あつかいされる草なのですが、本当は人類のためにこの世に生まれてきたのでした。
ふと目にとまったお薦め記事です。
"庭に生える雑草は、そのうちの人が必要なもの"というくだりがあり、思わずうなずきました。
"日本人の健康にいいものは、日本に揃っている" は、ぼくの持論です。
食べ物でも薬草(ハーブ)でもアロマでも、そうだと思います。
自家製チンキにご興味がおありの方は、ぜひ上記ブログで教えていただいて下さい。
虫刺され以外にも、いろいろな効用があるそうです。
さっそく庭に生えている よもぎとどくだみを摘むことにしました。
今後、必要になるような気がします。
先日、スズメバチが軒先に巣を作っていて、退治させていただいたことを思い出しました。
スズメバチは気が立つと何もしていない相手でも攻撃します。
洗濯物を干す場所ですので、妻や義母が刺されるのは時間の問題でした。
でも、あわてることはありません。
いまは、スズメバチ退治用のジェット噴射型殺虫剤があります。
10メートル離れた場所からでも届くので、噴射したあと、逃げればいいのです。
ネットにもありましたが、いくら"お急ぎ便" といっても数日はかかるので、薬屋さんに買いにいきました。
3種類あったのですが、よく読むと "スズメバチ用" は、ひとつだけでしたのでご注意下さい。
ぼくは身支度をします。
しかし、どんなに優秀な殺虫剤スプレーがありましても、こんな格好で退治するのは、お勧めではありません。
あくまで感染予防用に売られていた帽子です。
ゲラゲラ笑いながら、娘がシャッターを切ります。
心やさしい妻は、ぼくの姿を見て、「それでは危ない」と言い、タオルを首に巻けと持ってきました。
その時は妻の愛情の深さに感動しましたが、この写真にタオルを巻いた姿を想像するに、
"本気なの?" と思います。
日が暮れるのを待ち、10数秒間、巣に向かって殺虫剤を噴霧して、家の中から懐中電灯を照らして様子を見ていました。
変化がありません。
まだ、お出かけ中?
時間のたつのが長く感じられます。
それでも待っていますと、女王バチが出てきました。
ブーン!
女王バチはこちらをうかがうように、庭をクルッとひと回りすると、雨の中をどこかへ飛んでいきました。
ほかには出てきませんでしたので、まだ働きバチたちは孵っていなかったようです。
妻が巣を早めに見つけてくれたことが、功を奏しました。
これからの時期は、巣も大きくなり援軍も多くなりますので、業者さんに頼んだ方が無難です。
翌日、巣を壊してみると、りっぱな殻の中には普通のハチの巣が入っていました。
ドクダミです。
薬用には花の咲く時期がいいと言われています。
食卓でよもぎとドクダミのスプレーの話をしていると、妻のお母さんが手伝ってくれることになりました。
でも、先輩ブログにあるような白いよもぎを採るには時期が遅かったようです。
なので、若葉で間に合わせることにします。
義母が宮崎に来て、10数年がたちました。
実はぼくがこの町に住みはじめたころ、東京在住のいとこから予言されました。
「半年でバカになるよ」
冗談だと思っていましたが、ファストフードの添加物のようにじわじわ効いてくるしろものでした。
ひとは楽なものへと流されます。
時間が世間の倍くらい遅く流れていく土地で、刺激がないことへの対策は、自分のやりたいことを見つけて、余った時間にそれにぶつけていくことです。
義母も危険を察知したのか、フラダンス、俳句、レクダンス、絵画、書道、絵手紙など、あらゆる講座に顔を出しては、忙しくしておりました。
しかし、平和ボケの症状は如実です。
「よもぎって、どんなのだった?」
「去年、よもぎ団子作りましたよね?」
「どくだみにしようかしら? そっちの方が分かるかも?」
「かも? かもなの?」
晴れた日には、よく草取りをしてくれる義母です。
この母子、天然ぶりを発揮した言動は面白いのですが、冗談は言いません。
義母は関東の故郷に帰って友達と会ってくると、シャキッとした昔の義母に戻れます。
体の動きも頭の回転も驚くほどの若返りです。
しかし、1週間もすると、
ハイ元通り!
ぼくのファスティングのように、リバウンドします。
義母は、しばらく庭を歩いて探しているうち「菊みたいな葉っぱのやつね」と思い出してくれました。
こういうのを本当の自然治癒というのかもしれません。
先々週オードリー・ヘプバーン写真展に行ったことは忘れたそうですが、先週の母の日プレゼント豪華ホテル一泊は、覚えておいてほしいです。
孫からのプレゼントですから。
【よもぎチンキとドクダミ・チンキ】
採ってきたよもぎとドクダミを水洗いします (浄水)。
そして、しばらく水につけます (浄水)。使っていたざるを上に載せると全身水につかります。
上の写真と逆になりますので、ご注意ください。
こうすることで、ついていた虫を除去できます。
しばらく水切りをしてから、瓶に詰めました。
全部ですから、ぎゅうぎゅう詰めです。
そして、35度のリカーを注ぎ込みます。
はい、出来上がりの3日後です。(向かって、左よもぎ、右ドクダミ)
もう、葉っぱの緑は消えています。
簡単ですので、お試しください。
1か月で使用可能だそうですが、1年は、ほおっておこうと思います。
2年後用にもう1本ずつ作ります。
長く置くとアルコールが飛んで、敏感肌の方やアルコールに弱い方にもいいそうです。
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