「どんどん、かまわずGOひろみで行ってください」
とE氏から、おっしゃっていただいたので、今日から『ありがとう星人 原書』は、訂正前を省略して訂正済をupいたします。今のペースですと絵本に間に合いそうにないので、スピードを上げます。
郷ひろみさんの部分写真でも載せようかとYouTubeを回りました。いまだ還暦を過ぎても、スターのオーラを解き放っていて、やはり大スターは違うものだと感心します。まあ、こちらも長く生きてきて、人を見る目も多少は出来ておりまして、彼の若いころの写真を見ますと、人に言えない苦労が計り知れます。セクシーだったんだなあと、当時はまったく気づかなかったことを思いました。
ゆうべは、午後になって急に体調がくずれました。これを好転反応というのかわかりませんが、頭痛に始まって、起き上がれなくなりました。念のために熱を測ると35度台です。知らない人が多いと思いますが、体温が下がると動かないほうがいいんです。風邪をひいても、熱が上がっているうちは、たとえきつくても動いて大丈夫なんですけど、治りかけると体温が下がるから、その時はじっと我慢する。そして、平熱になってから動くんです。そうすると、完全に治った時に頭の中が十代のころのようにスッキリします。もちろん風邪薬や熱さましはご法度です。
てなわけで、晩御飯を抜いたついでに1日ファスティングをやりました。36.5度で体調もすっかりゴキゲンです。
『ありがとう星人 原書』
《E氏→「全員が自分のことはほうっておいて、ほかのひとを助けることしか考えていない」というのはどうなんでしょう。自分のこともできないのに人の面倒ってみてあげられるのかしら? 理屈っぽくてすいません。
→ここ、とても面白い。ちょっと強引な説明だが、星が縮んで、おじさんもバケモノも宇宙にほっぽり出されてしまうくだりは、ビジュアルシーンになっている》
【第四場…ありがとう星(せい)】
黄色いおじさんは、ありがとう星から、やって来たそうです。ありがとう星は、笑顔でいっぱいの星(ほし)でした。『ありがとう』という言葉が大好きな人たちばかりですから、全員が自分のことなんかほったらかしで、ほかのひとを助けることしか考えていません。ですから、あちこちで、『アリガトウ』という声が聞こえていました。でも、そういう星ですから、段々助けてもらう人が足りなくなってきます。そうなると、
「アリガトウ」
「アリガトウ、アリガトウ」
「アリガトウ、アリガトウ、アリガトウ…」
そんな会話を延々と続けて、最後には二人して笑ってしまうのでした。
ところが、そんな平和な星に、或るとき、恐ろしいバケモノが、やって来たのです。
「ドクダミシィ~!」
バケモノは、そう叫ぶと口をとがらせて、かたっぱしから、ありがとう星の人たちのありがとうエキスを吸いとっていきます。その叫び声から、そのバケモノは『ドクダミシィ』と呼ばれて恐れられました。吸われた人たちは、まるで別人に変わってしまいます。笑顔がなくなって、何をしてもらっても、あたりまえと思うようになります。そして、誰の言うことも聞かなくなりました。めんどうくさいので自分では動かずに、何でも人にやってもらおうとします。ところが、相手もめんどうくさいので動こうとしません。ですから、何かしてもらいたいときは命令して力ずくです。ありがとう星には、ケンカが絶えなくなりました。
星は生きています
星は心を持っています
その星にありがとうの心がなくなってしまったら
その星は宇宙から消えてしまいます
すっかり、ありがとう星は変わってしまいました。どんどんさみしくなっていきます。宇宙を旅していたおじさんが、ありがとう星に帰ってきたのが、ちょうど最後のありがとう星の人のありがとうエキスがドクダミシィに吸われるときでした。
まさに、おじさんがありがとう星に着地しようとしたとき、星はションションションと人が立っていられなくなるくらいに縮んで、おじさんは宇宙にほっぽり出されてしまったのです。
「ドクダミシィ~」
と叫びながら、そのバケモノも宇宙にほっぽり出されました。
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