組織を好きになってくれる人を増やす
自分は学生として2年前に駄菓子屋を立ち上げ、100人ほどのメンバーを統括してきました。
その中で何回もどうしたら組織を継続させることができるのかということを考えてきましたが、大切なことは3つあると思っています。
①組織の理念や大事な考え方が共有されていること
②そこにいる「人」や「雰囲気」が好きなこと
③活動で出会うこどもたちから自分が好かれている、求められていると実感できること
③については特に、自分が携わっているのがこどもという分野に限るので、とても限定的な手法になりますが、①と②についてはどの組織でも当てはまることなのではないかと感じています。
①の理念を共有するということについては、これまで何度も何度も語っていく中で浸透させてきました。
最初は浸透しなくても、徐々にでいいから言葉に体重を乗せて伝えていく。
実践としての現場の活動をする中で、「ああ、こんな理念があるのだな」ということを感じてもらうこと。
そのためには何度も何度もしつこいくらい言うしかないと思っています。
一回伝えただけで浸透するわけがないですし、一回では脳が重要なことなのだと判断することもないと思います。
しかし、毎月の勉強会で必ずと言っていいほど伝えてきました。そうする中でメンバーの意識が変わり、顔が変わり、行動が変わってきました。
とにかく継続して、めげることなく想いを伝え続けることがとても重要だと感じています。
②の「人」について。
これもとても大きな要素だと思います。
この場所で一緒に活動する人が好きだと思えるか。この人と一緒にいたいと思えるか。
この仲間に会いたいと思うから活動を続けられる。
「なんだかわからないけれど、この場所にいると自分らしくいられるな」
と思うから自然と足がそこに向かう。
そのような循環を作っていきたいと思っています。
最初はご飯に行ったり、ご飯もハードルが高ければ、いろいろなアイスブレイクをしてみたり、カードゲームをしてみたり。
仲間と過ごす時間を少しでもいろいろな形で増やしていく。
それを意図的に演出していくこと。
その中で、「この仲間が好きだ」「この場所が好きだ」と思ってもらうこと。
そういう人を一人でも増やすことが組織を継続させ、組織を大きくすることにつながっていくのだと思っています。
まだまだこれから組織を大きく、強く、太くしていきたいと考えています。
どうしたらメンバーひとりひとりがやりがいを持ち、自分が幸せだと感じながら活動できるのか、これからも考えていきたいと思います。