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麻雀でチョット勝てるようになる技術
前提
読者層は以下を想定しています。上級者の方はお帰りください。(大層な話はしません)
雀魂の金卓周辺
天鳳の特上未満
銀の弾丸は無い
麻雀の場合、これやれば一撃で勝てるという技術はほとんどありません。麻雀は細かい技術の積み重ねで着順を一つ上げたり、守り切るゲームです。賭けに使われるので大雑把なイメージが持たれがちゲームですが、実は繊細ななのです。
手組を初手で考える
麻雀は局が終盤に近づくにつれてできる行動が減っていくゲームです。ゲーム終盤では大きく手組を変えることができないので、序盤の時点でどのようにその局を進めるのか考えておくことが肝要になります。点数状況(今何着で上下とはどの条件で捲りが発生するのか)、親子やドラ牌、自分の手牌を考慮しながら進めると良いでしょう。状況によっては初手で降りる(配牌オリ)という選択肢すらあるのです。
点数計算は必ずできるようになりましょう。特に終盤では捲り条件や飛ばし条件を意識するので着順に直結します。アルゴリズムなんて覚えなくて大丈夫。「イチゴ、ニック、ゴッパー」と口ずさんでいればそのうち空で言えるようになるでしょう。
点数計算のアルゴリズムが知りたい人はZennで記事にしているので読んでみてください。
場を読む
河には情報が沢山落ちています。相手も着順を意識しながら捨てているので、相手の着順とその上下を確認することで大まかな手の方向性がわかったりします。例えば、オーラスの子で一人沈みのような状況で、萬子と筒子が初手で捨てられ、その後に字牌が出てくれば十中八九は索子の染め手です。逆に、東1局の0本場のような平坦な状況で、初手数枚手出しで字牌、字牌、マンズピンズソーズのような順番で切っていたら、手がよく8巡目以降の中盤ぐらいには立直を仕掛けてくるかもしれないと読んでいくことができます。
コツは自分だったらどのような場面で同じような捨て牌になるか考えることです。相手も人間で上位を目指す以上、同じような捨て方をするはずです。そこを利用して読むと数手先に起こりやすいパターンが読めるようになります。そのパターンを考慮して打てば勝てるようになるはずです。
また、一人の河だけでなく、全体を見るとさらに安定して勝てます。例えば、序盤に数字の同一牌が三枚切られていたら、その外側の牌(例えばs8に対してs9)は当たりにくいです。序盤でs778などの強い組み合わせだったらs8切らないですよね。それを自分以外の3人がしていたら安全とわかります。
練習法
参考書を読む
知の高速道路が先人によって築かれているので、本を読んで体系だった知識を得るのは有意義でしょう。
特に、聴牌率は和了率に直結するので重要です。ウザク本を読んで意味が分かるぐらいのレベルであれば大丈夫なので一冊読んでおきましょう。
何切るも良い練習です。場況がないと決められない問題出す低品質な情報源もあるので、やるなら評価されている本を買うのがおすすめです。
Youtubeを視聴する
この人じゃないとダメとかはないのですが、ネット麻雀を打っている人が無難です。テレビがダメというわけではないですが、演出の為に定石を無視、上振れで勝ってフォロワー獲得のような人もいるので効率が微妙です。
僕が大学生の頃はうに丸チャンネルさんの天鳳実況をよく見てました。打っている人が自分の意見を言いながら進めてくれる実況は勉強になります。