プリキュアの販促がここまできたか!でも笑って話題にできる「立ち位置」はいいね!
プリキュアの販促もここまできたか~(笑)
2月から始まった新作のプリキュアで「販促が露骨!」というコメントが殺到しているようだ。一体どんな販促??
新作の「プリキュアフレンズグミ」という商品をプリキュアの新シリーズの放送と共に発売したそうだが、その新シリーズの中で「ニコの実」なるものがでてきて、さらに『「ニコの実」を試食した主人公から、「あま~い、おいし~、グミみたい!」というセリフも飛び出した。』らしい。
「プリキュアフレンズグミ」に「ニコの実」という言葉も入っているようだし、うん、明らかにこのグミの販促だね(笑)
まあ、プリキュアは昔からテレビ放送を通じてグッズを売るのが目的という感じだろうから、正直あまり驚きはない。
むしろ子供がねだるのがグミなら親のサイフにも優しいかな(いや…結局おもちゃも欲しがるのだろうけど)。
ウチの娘はもうプリキュアを卒業しているので娘と一緒に見るということもないが、もしもリアタイしていたら同じように「新しい販促が始まった!」という感想を持っていただろう。
しかし、普通なら番組内で明らかな商品購買への誘導が行われたら、ちょっとカチン!と来そうなものだけど、そんな雰囲気もない。
ここまですがすがしく商品購買に繋げられる立ち位置というのはある意味財産だよね。グッズが売れてナンボという世界で。
この「立ち位置」というのも戦略上重要だ。自社が「良い番組を作る」という番組制作会社だったら、こんな明らかな購買誘導の行動をキャラに取らせることはできないだろう。
だけど、今までの実績からCMで常に自社のグッズを販売してきた。前のプリキュアから次のプリキュアへ移行するたびにグッズが変わり、次々子供にねだられる。親もそれを分かっている。
この「立ち位置」なら番組内でキャラがこんな行動をとっても「まあ、プリキュアだからな」と流してもらえる。
これが本当はやりたいことと逆の立ち位置になっているとツライ。本当は質のいい商品を作っているのに「安く売ってくれる」ような立ち位置とかね。
これから自社がどういう戦略でいくのかには「立ち位置」も重要だ。
その立ち位置を財産になるか負債になるかは戦略次第。戦略的に立ち位置を考えていきましょう!
最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2128
意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎
まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
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