メモ:行動変容ステージモデル
日本の心を照らします🌄
鉄舟です
しばらく、会社の仕事に意識持って行き過ぎてnote更新できていませんでした。
しかし、最近はコーチカウンセラーを本氣で目指したい自分がいることに氣づき、noteを再開していこうと思います。
近況や致知についての記事も書きたいですが、しばらくは学んだこともシェアにnoteを活用いたします。
コーチカウンセラーを目指す上で、基本知識となるものをアウトプットしていきますね。
コーチカウンセラーは、クライアントの悩みや抱えている課題を聴き、質問によってクライアント自身が氣づきを得て、改善のための行動を導き出します。
自身で行動が導き出せない場合は、コーチカウンセラーが提案します。
その行動をやっていってもらうことで、クライアントの「行動変容」を促します。
この「行動変容」、つまり行動を変えることですが、人間が好ましくない行動から好ましい行動を取るように変化するときの一連の流れが、「行動変容ステージモデル」というように理論化されています。
「行動変容ステージモデル」は、1980年代前半に禁煙の研究から導き出された後、健康に関する行動について幅広く適用されてきました。
行動変容に至るまでのステージは、次の5段階に分類され、各ステージに適した関わり方があります。
無関心期:6ヶ月以内に行動を変えようと思っていない。
- 知識や啓発などで意識を高め、「このままではまずい」と思う経験が必要。
関心期:6ヶ月以内に行動を変えようと思っている。
- 特定の行動(ウォーキングなど、健康を促す行動)が不足している自分をネガティブに、できている自分をポジティブに捉えるようイメージすることが必要。
準備期:1ヶ月以内に行動を変えようと思っている
- 特定の行動を行えるという自身を持ち、周囲にその行動を始めることを宣言する
実行期:行動を変えて6ヶ月未満
- 不健康な行動を健康を促す行動に置換
- 周囲のサポートの活用
- 特定の行動を続けていることにほうびを与える
- 特定の行動に取り組みやすい環境整備
維持期:行動を変えて6ヶ月以上
- 関わり方は実行期と同じ
医療現場、特に依存症を取り扱う現場にとっては基礎中の基礎の理論らしいです。
これは、医療現場でなくとも、日常生活から必要なことなんだと感じます。
現場の患者は、一方通行で無関心期から実行期/維持期に向かうわけではなく、各ステージを行ったり来たりしながら改善に向かうようです。
コーチカウンセリングでは、クライアントの状態を見るときに、このモデルは参考になるのではないかと思いました。
関わり方に関しては、このモデルのようにやろうとすると、「枠にはめよう」という感が出ないか、危惧しました。
あくまで、クライアントその人を見て、そのときに何が引っかかっているのか、何を目的に自分と関わっているのか、そういうのを見ながら関わっていく方が、いいのではないか、というように感じました。
ただし、クライアントの「変わりたい」という欲を引き出すような関わり方が望ましいので、現状維持を願うトークよりもチェンジトークを中心に拾ってコミュニケーションをとっていくことが大事ではあります。
チェンジトーク、つまり変化を望むトークのポイントは4点あります。
現状維持の不利益、変化の利益、変化への楽観的態度、変化への決意です。
経験上、変化したいと思っても、何かきっかけがなければ1ヶ月経たないうちに氣持ちは萎みます。
最低2週間に一回は、セッションのような変化のための時間を作り、変化欲を都度引き出しながら、望む未来へ向かうことが重要なのではないか、そう感じました。
まとめ
・行動変容ステージモデルには、無関心期、関心期、準備期、実行期、維持期の5ステージあり、各ステージに望ましいとされている関わり方がある。
・モデルに当てはめようとするのではなく、あくまで参考情報として扱う。
・最低2週間に1度はセッションをしつつ、現状維持ではなくチェンジトークを拾って変化欲を引き出し続ける
最後まで読んでくださってありがとうございました!
参考webサイト
・行動変容ステージモデル | e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-07-001.html