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バリスタ必見 田中勝幸さん トークイベント レポート
こんにちは、Shunです。
先日、私がコーヒーを淹れているCruise Town Coffee Roastersにて行われたエスプレッソの巨匠、田中勝幸さんのトークイベントについてのお話です。
Who is Katsu?
コーヒーに詳しい方にはお馴染みのサードウェーブですが、その波を日本へ持ち込んだ張本人。
広告業界で勤務されていながらその才能を見出され、コーヒー業界へ降臨。
アメリカのフェデックス社にいれば将来は安泰だったことは間違いありませんが、『100%全うできる人生を歩みたい』その固い意志に導かれての決断だと語っていました。
その後カウンターカルチャーコーヒーのバリスタ認定証を取得。
満を持して2009年に下北沢にて”Bear Pond Espresso" を開業。世界から多くのファンを抱える名店へと上り詰めました。
映画 " Film about coffee " では特にエスプレッソへのこだわりを語っていたのが印象的ですね。ドリップコーヒーとエスプレッソはまるっきり違うという独自の考えを話しており、私自身もとても納得でした。
トークショーレポート
本の内容は実際に読まれて体感された方が良いのと読書感想文的なことが特に苦手な私には荷が重すぎるので、自身の感想や質疑応答をまとめてみます。
Q. 田中さんにとっての理想のバリスタとは?
A. 今やコーヒーはどこででも飲める時代。コンビニやチェーン店、そしてカフェにロースター。バリスタの機械化が進む中、個性を発揮しているバリスタのいるカフェは貴重。チェーン店のバリスタは企業の提示したコーヒーを狂いなく、淡々とこなさなくてはいけない。これはある意味プロフェッショナルで自身にはとてもできない。そこで戦う土俵は誰にも真似できないオリジナルのエスプレッソ、通称エンジェルステインで闘いたい。自身の作る一杯にプライドと自信を持ってブレずにできる人。そんなバリスタを継承したい。
Q. 田中さんの今後の活動は?
A. エスプレッソ文化の底上げ。深煎りの豆だけに頼らず、タンピングや様々なテクニックを駆使して甘みのある抽出技術を若いバリスタに伝えたい。修行も長期に渡るしそう簡単に優秀な人材が育成できるわけではないので、ゆっくりと確実に発展させたい。そういった意味合いも込めて現在は旅を続けながらロースター等で講演を行うななどの活動をしている。
とても簡単にまとめてみましたがこんな感じで田中さんが色々と質問に答えてくださったイベントでした。是非下北沢のベアポンド エスプレッソさんにも足を運んでみてください。