【はじめて買ったCD】邦ロックが好きになった原点の1枚「jupiter / BUMP OF CHICKEN」
「はじめて買ったCD」という募集テーマがあったので、書いてみたいと思います。
今では音楽が大好きな僕ですが、その原点になった一枚のCDがあります。
それは中学生の頃。
周りでは音楽を聴き始め、ギターやバンドを始める人も出始めます。
聴いたことのない音に胸躍らせ、よかった音楽をお互いに教えあいっこしては、むさぼるように聴き入っていました。
特に日本のロック、いわゆる邦ロックにドハマりしました。
そんな中で、僕が特に心に刺さったのがBUMP OF CHICKENというバンド。
幼馴染の4人組からなるそのロックバンドが生み出す音楽は、僕の心をわしづかみにしました。
そして、人生で初めて買ったCDがそのBUMP OF CHICKENのアルバム「jupiter」でした。
BUMPで最も有名な1曲「天体観測」も収録されているアルバムです。
このアルバムを聴くと、僕の心の奥底にまで響いてきて、その歌詞が魂を揺さぶり、その音が僕の心を優しく包み込み、その声が僕に勇気を与えてくれました。
BUMPは僕にとって、今でも一番好きな特別なバンドです。
このjupiterは今もよく聴いています。
BUMPの音楽は、大衆みんなに、ではなく、聴いているあなた一人に向けて、優しくまっすぐに力強く心に届けていて、いつも横に寄り添ってくれるような温かさを感じます。
僕のBUMP愛はとどまることを知らず、書き出したら止まらなくなるので、こちらのnoteもよかったら読んでみてください。
BUMPの音楽は時が経ってもその時その時の自分に刺さって、それまでと全く違う聞こえ方がしたり、新しい発見があったりします。
BUMPのアルバムは、まるで1つの物語のように感じられて、その歌詞から情景が浮かび、物語に身をゆだねながら、自分自身が重なり合って、前に進む力をくれます。
今はCDを買わなくなりましたが、いつまでも僕の心の中の特別な1枚です。
今はネットやSNSで簡単に新しい音楽を次々と"消費"できます。
昨日まで流行っていたものはすぐに廃れ、また新しいものがあっという間に話題を呼び、またすぐ忘れられて、そのものすごい早いサイクルが続いて、音楽が何も残らない、なんだかとても薄いものになってしまっている気がします。
僕はCDのアルバムで聴くのが好きでした。
アルバムはそのアーティストが長い時間をかけて、聴いてもらう人にもっと喜んでもらうために、どうしても届けたいものを届けるために、自分史上最高を超えるものを生み出し、もがき悩みながら苦労の末に作り上げ、1曲1曲に心を込めて、その曲と曲のバランスや全体のつながりまで考えて、1つの総合芸術作品のように作られます。
アルバム1枚に、いろんな思いやメッセージやそのアーティストの人生そのものが込められています。
jupiterは、BUMPをまだ聴いたことがない人も、興味がなかった人も、CDやアルバムに触れたことがない人も、ぜひ聴いてみてほしい1枚です。