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【自己紹介⑥】大学キャンパスライフ編-ゼミ-
自分を語るシリーズ。今回は大学編のつづきで、ゼミの話です。
ゼミナール、通称ゼミは学問のあるテーマについて、教授のもとで、応募で集まった学生たちで研究するグループ活動です。
大学生の本分であるお勉強に、真っ正面から向き合った活動。
こんなに打ち込むとは思いもよりませんでした。
ハードゼミ
たくさんのゼミが募集をする中で、僕の入ったゼミは「アメリカの経済」をテーマにするところでした。
まず海外のことに興味があったので、それ関連のことをやりたいと思って、直感でここにしました。
その軽い気持ちがすぐに揺さぶられることになりました。
そのゼミの教授は、S先生というTHE教授の出立ちで、真面目でちゃんとした人でした。
毎週水曜日に集まって、それまでにやってくる課題がすごかったのです。
本数冊を読むのと、それについて自分のテーマをもって調べ考察し、発表する。
本1冊読むのにも時間がかかるし、難しくて意味のわからない内容ばっかりで、まず理解するのが大変で、それを考察して論文にするなんて完全なキャパオーバーでした。
毎週毎週、図書館にゼミ生と通っては、課題に取り組む日々。
そして、他の大学との討論大会をやったり、毎年冬になると合宿があって、泊まり込みで1日中それぞれの論文発表と討論タイムをぶっ続けでやっていました。
体育会系のガチ部活動さながらです。
今思うと、本当によくやってたな〜と思います。
でも本気でやると面白い!
やり遂げるときの達成感や充実感は、他では得られない感じがしました。
卒論消失事件
ハードながらも、打ち込んでいたゼミ。
毎週毎週、課題に食らいついて頑張っていたので、自分で調べる力、考える力、プレゼンする力などはちょっとだけでも身についたのではないかと思います。
いよいよ4年生になり、これまでの集大成である卒業論文、いわゆる卒論を書くときがやってきました。
書く文字数もテーマも過去一番でした。
たしか1万字超えの大作を作った記憶があります。
テーマは「グローバル・インバランス」。
世界経済の垣根が無くなって、グローバル化が進む中で儲かっている国とそうでない国の二極化が進んで、世界的なインバランス(不均衡)が起きている、という何ともスケールのでかいテーマに挑みました。
この卒論は、僕自身でもめちゃくちゃやり切った自負がありました。
期限ギリギリのたしかクリスマスくらいに、滑り込みで書き上げました。
そのとき、事件が起こりました。
アホなことに、その血と汗と涙の結晶の卒論データを、USBの中だけで保存していて、あるとき、USBが壊れて卒論データが吹っ飛んだのです!!
今までの苦労が全て水の泡となりました。
絶望しました。
一旦、寝てみたけど、起きたらやっぱり卒論はありませんでした。
期限ギリギリで書き上げていたので、このままではまさかの卒業が危ないかもしれない、、、!!!!
急いでゼミのS先生のもとへ、泣き寝入りの相談に駆け込みました。
先生は笑いながら、「しょうがねえなあ。多めに見てやる」と、特別に期限を延ばしてもらえることになりました。
最初の途中まで書いていたデータは見つけられて、なんとかそこから死に物狂いの怒涛の勢いで、卒論を再び形にしました。
やればできる!!!
人は本来持っている力の数%しか使えていないと聞いたことがありますが、この事件で自分の集中力の可能性を体感したのでした。
なんとか卒業することができ、いよいよ社会に出る新社会人編は次回!!