『進撃の巨人』はファンタジーだけどファンタジーにあらず!現代人に刺さる名ゼリフ3選
※ネタバレ含みますので、嫌な方は読まないでくださいね!
今さらながら観てます。
アニメ『進撃の巨人』。
数々の友人から勧められ続けて、やっとのこと重い腰を上げて観始めました。
最初はあの独特の絵柄や暗い世界観がどうにも好きではありませんでした。
ところがどっこい!
実際に観てみたら、なんとテーマが深いことか!
進撃の巨人は、ファンタジーだけどファンタジーにあらず!
たかが子供向けの物語だけでは片づけられないほど、考えさせられることだらけ。
自分に刺さるメッセージがいっぱい散りばめられていて、何より話が面白くて、まだ途中ですが見事にハマりました。
そして、セリフが良いんです!!
まだシーズン1の8話までしか観てませんが、そこまでの話の中で僕が響いた名ゼリフを紹介します。
(アニメ『進撃の巨人』シーズン1・第8話「心臓の鼓動が聞こえる〜トロスト区攻防戦4」まで)
そもそも、進撃の巨人とは、少年マガジンで2009年から連載され、累計発行部数が1億4000万部を突破する人気マンガ。
アニメのシリーズも続けられ、その世界観に魅了されるファンが日本だけではなく世界中に広がっています。
ストーリーとしては、人間と巨人の戦いを描くダークファンタジー。
人間の住む世界は高い壁に覆われていて、その外の世界は人間を食べる巨人たちで埋め尽くされています。
100年もの長い間、壁の中にいれば巨人からも襲われず、平和に暮らすことができたのでした。
だれもが一生それが続くと信じてやまなかったのですが、ある日突然、一瞬にしてその平和が崩されます。
壁をも超える超大型の巨人が突如として現れたのです。
巨人によって壁は破壊され、無数の巨人たちが侵入し、人間たちはたちまち餌食にされ、恐怖におののきます。
ここから、人間と巨人の壮絶な戦いが幕を開けたのです。。
ざっくりというと、こんな感じの物語です。
が!!
ただの少年向けのバトルマンガでは片づけられないんです!
ここからは、自分が刺さる名ゼリフを紹介します。
「一生、壁の中なら出られなくても・・・・・メシ食って寝てりゃ生きていけるよ・・・でも・・・それじゃ・・・まるで、家畜じゃないか」
これは主人公の少年エレンが言った言葉です。
壁の中は確かに安全です。
でも、変わり映えのない毎日で、特に新しいことにチャレンジせず、成長もなく、ただ食べるためだけに生きる日々。
それが果たして本当に「生きている」と言えるのでしょうか。
これは社畜のようにただ会社に勤めて、食べて、寝て、を繰り返していた自分に重なってハッとさせられました。
自分にとって「壁」とは何なのか。
自分にとって「巨人」とは何なのか。
どこか、キングコング西野さんの『えんとつ町のプペル』にも通ずるものがあるように感じます。
プペルの世界でも、えんとつ町は空が煙で覆われています。
煙の外の世界のことや、煙の先には輝く星があることを話したりすると、嫌われ者にされてしまいます。
外の世界、つまり、知らないこと、まだやったことがないことに対しては、怖いもの、リスクがあるもの、行ったら愚か者と言われるものと勝手に判断されます。
それは言い換えれば、夢や理想、本当になりたい自分、まだ見ぬ可能性を秘めているかもしれないのに。
本当の本当は欲しいと思っているけど、見て見ぬふりをしたり、周りに合わせて隠したり、はみ出し者になるのを怖がったりして、心の奥にしまってしまいます。
そんな現代の僕たちにも通ずる強烈なメッセージだと思いました。
「俺に資格があるのか?責任のある立場になる資格が・・・」
訓練兵の1人であるジャンが言った言葉です。
志願して巨人と戦うための兵士になるべく、特別学校でその候補生として鍛えられるのが訓練兵です。
ジャンはその中でも腕が立ち、頭も切れる優秀さを持っています。
全体を俯瞰して見れて、的確に判断できる力も兼ね備えています。
ただ、すぐ感情的になったり、精神的に未熟な部分は残っていました。
ある時、巨人が再び壁を破壊して侵入してきたため、急遽訓練兵も招集されました。
訓練は壮絶な厳しさでしたが、実際の巨人との戦闘は全く次元が違うものでした。
訓練してきて力をつけてきたものの、巨人の圧倒的な力になすすべもなく、訓練兵の仲間も次々と巨人の餌食になっていきました。
その過酷な現実の中、ジャンも大きな恐れと焦りに襲われます。
最初はその戦闘の実力と判断力で周りを引っ張っていましたが、果たして自分はそれをする資格があるのか、、、
そうして出てきた言葉です。
リーダーの資質について問う、痺れるフレーズでした。
これは現代のリーダーをする人全員にも通じて、考えさせられます。
「駆逐してやる!!この世から・・一匹・・残らず!!」
やっぱりこれは外せないでしょう。
進撃の巨人の中で、おそらく最も有名なセリフです。
主人公のエレンが、100年間平穏だった人間の街の壁を巨人に破壊され、たくさんの仲間や大切な母親を目の前で食べられて、その壮絶な体験を経て巨人を一掃することを誓うシーンです。
まさにコミットメント。
これは復讐というある意味負のエネルギーですが、人がここまで強い目的意識や想いがあるとそれが前に進むとんでもないパワーになります。
エレンが訓練兵に志願した時も、最初は実力がからっきしで、全体の中でも1番できない落ちこぼれ生徒でした。
でも、絶対に巨人を駆逐するという強い想い一心でひたむきに努力し、やがて周りの仲間の心も動かし、全体の成績優秀者トップ10だけが選ばれる選抜メンバーにも入りました。
教官からも、実力の伸び代はまだこれからだが、誰よりも強い目的意識がある、と評価されています。
今は力はなくても、経験がなくても、
仲間もお金も誇れるものが何も無かったとしても、
強いコミットメントさえあれば人は進んでいける。
事を成す強さがある。
僕自身にそれだけの想いはあるか。
コミットメントはあるか。
どんなことがあっても絶対やるという覚悟はあるか。
それを問いただしてくれる、最高にかっこいいセリフです。
まだまだ物語の序盤なので、僕自身、これからの展開から目が離せません!
また続きの紹介はどこかで!