91歳のトライアスリートからアンチエイジングは学べない

先日、テレビでトライアスロン界では誰もが知っている世界最高齢アイアンマン完走者の稲田さんのことをやっていました。

番組的には、超人的な高齢者を科学的に分析して、一般人がアンチエイジングに役立てよう的な感じで番宣していたので楽しみにしていたのですが、ちょっとガッカリでした。

誤解の無いように先に言っておくと、番組には感激、感動しました。稲田さんの凄さを再確認できたし、尊敬や憧れの気持ちはますます強くなりました。

番組では91歳の稲田さんの体力が60代並で、毎日厳しいトレーニングをして、過酷なレースに挑戦していることを紹介し、その秘訣は???とCMを挟んで、だいぶ引っ張られました。

しかし、最後まで、番組に期待していた「そんな稲田さんみたいなスーパー高齢アスリートになるにはどうしたらよいか?」を知ることはできませんでした。

番組では、稲田さんの凄さの秘訣として紹介されていたのは、朝食と奥様への愛。

野菜とサバ缶と肉がたっぷり入ったスープを毎朝食べてる。この食べ物の栄養バランスがよい、と専門家が言っていました。まあ、そりゃそうだろうと思いますが、普通の高齢者は、朝からあんなにたくさんの肉や野菜をバクバク食べられません。うちの親は稲田さんよりも若いですが、おにぎり1個食べたら「おなかいっぱい」となります。

どうしたら、91歳になっても、栄養価の高い食べ物をたくさん、食べることができるのか?を教えてもらえなければ、一般人では再現できません。

もう一つ、奥様への愛が、オキシトシンを放出し、オキシトシンが幸せ感を高め辛い練習にも耐えられて、挑戦し続ける原動力になっていたり、免疫力を高めて強い身体を作る。。。まあ、そりゃそうだけど、なかなかそこまで奥さんを愛せない😅

一応、うちの夫婦は仲良しの方だと自負しています。50代の夫婦の中では偏差値70以上だと私は思っています。私の勝手な思い込みでないことを確認する為に妻にも聞きましたが、概ね了承を得られました。
それでも、稲田さんみたいに妻を思って涙流して、オキシトシン放出はできません。これもやっぱり一般人には再現できません。

結局、稲田さんはスゴい人だけど、それは特別なスゴい人だからスゴくて、誰でも91歳でトライアスロンを頑張れる訳では無い、と言うことが分かりました。

それでも、諦めずにスーパー高齢アスリートを目指して努力し続けたいとは思います。
とりあえず、54歳の今は、稲田さんと同じように、何年か前から朝食は常に同じ物(卵3個、納豆、ヨーグルト、味噌汁、トマトジュース)を食べていて、毎日のようにトレーニングはしています。妻とも人並み以上には仲良くやっています。

あと40年、続けられることを心の底に秘めつつ、今日1日頑張ります。

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